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2017年10月20日発売

講談社

内乱の政治哲学 忘却と制圧

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内容紹介
著者・神崎繁は、日本の哲学界が生んだ「最後の碩学」と言えます。 専攻は、西洋古代哲学、とくにアリストテレス研究ですが、ひろく哲学史全般を渉猟し、現代哲学の最先端までカバーしたうえで、古典を論じる哲学者でした。 惜しくも2016年10月に逝去しましたが、その最晩年、哲学的考察を傾けたのが、政治と哲学の関係でした。 本書は、「政治と哲学の境界(メトリア)」を哲学し続けた、神崎最晩年の哲学の集大成です。 第一部では、「内乱」と、「許し」の関係が、プラトンとホッブズを導きの糸に語られます。そこで鍵になるのが、カール・シュミットの匿名の資料、という趣向です。 第2部は、マックス・ウエーバーの有名な講演「職業としての学問」を、カール・レーヴィットが聴講していた、というエピソードを機縁に、ハイデガーの「良心」に向かっていきます。 補論では、「アリストテレスの子ども」としての、ヘーゲル、マルクス、ハイデガーを考察。一筋縄ではいかない展開が、まさに「哲学と政治」の境界(メトリア)なのです。 ともに哲学者であり朋友でもあった、中畑正志、熊野純彦両氏の、味読すべき解題を付す。
目次
第1部 内乱の政治哲学     ――プラトンとホッブズの《アムネスティ》 第2部 「始まり」の制圧に向けて     ――「思慮」「賢慮」「良知」「良心」 補論 アリストテレスの子供たち     ――ヘーゲル・マルクス・ハイデガー 「解題」のかわりに  中畑正志 思想史家としての神崎繁 熊野純彦
著者略歴
神崎 繁(カンザキ シゲル)
1952年生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得満期退学。専攻は、西洋古代哲学、西洋古典学。主な著者に、『プラトンと反遠近法』『ニーチェ――どうして同情してはいけないのか』『フーコー――他のように考え、そして生きるために』『魂(アニマ)への態度』など。共編に『西洋哲学史』(1~4)など。

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