近刊検索 デルタ

2018年1月13日発売

講談社

夜更けの川に落葉は流れて

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内容紹介
稀代の無頼、西村賢太の原点を炙り出す、新たな代表作。

15歳で家を出て自給自足の生活を始めた北町貫多。憬れだった築地市場での仕事を得るも、たった一日でそれを失うことになった顛末を描く「寿司乞食」。

齢23、24。すべてに無気力で受動的だった貫多を、やや向日的な世界へ引き戻したのは、梁木野佳穂という女性だった――表題作「夜更けの川に落葉は流れて」。

長いこと後ろ髪を引かれる思いでいた“あの店”。貫多と店主の20数年にも及ぶ蟠りは、ある深夜不穏な最高潮を迎える――「青痰麺」。

これまで仔細には書かれなかった20代前半の北町貫多を、哀切でいて軽妙、諧謔味と暴力性を併せ持った筆致で鮮やかに描いた、著者の原点を炙り出す傑作作品集。
目次
寿司乞食
夜更けの川に落葉は流れて
青痰麺
著者略歴
西村 賢太(ニシムラ ケンタ)
1967(昭和42)年7月12日、東京都江戸川区生まれ。中卒。2007年、『暗渠の宿』で第29回野間文芸新人賞を、2011年、「苦役列車」で第144回芥川龍之介賞を受賞。著書に『どうで死ぬ身の一踊り』『二度はゆけぬ町の地図』『小銭をかぞえる』『廃疾かかえて』『随筆集一私小説書きの弁』『人もいない春』『寒灯・腐泥の果実』『西村賢太対話集』『一私小説書きの日乗』『棺に跨がる』『歪んだ忌日』『けがれなき酒のへど 西村賢太自薦短篇集』『一私小説書きの日乗 憤怒の章』『薄明鬼語 西村賢太対談集』『随筆集 一私小説書きの独語』『*(やまいだれ)の歌』『下手に居丈高』『一私小説書きの日乗 野性の章』『無銭横町』『小説にすがりつきたい夜もある』『痴者の食卓』『東京者がたり』『風来鬼語 西村賢太対談集3』『蠕動で渉れ、汚泥の川を』『芝公園六角堂跡』『一私小説書きの日乗 不屈の章』などがある。

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