近刊検索 デルタ

2017年9月12日発売

東京大学出版会

出版社名ヨミ:トウキョウダイガクシュッパンカイ

ヴァナキュラー・モダニズムとしての映像文化

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内容紹介
写真やジオラマ,映画,テレビなどといった複製技術による映像文化が切り開く「自由な活動の空間」の可能性を,高踏的なモダニズムではなく,ヴァナキュラー・モダニズム——日常生活の身体感覚に根差した——の視点から探究する,横断的映像文化論の試み.
目次
序 論

第1部 ジオラマ化する世界
1  創造とは何か?:フーコー,キアロスタミ,デリダ
2 『明るい部屋』を読み直す:写真,バルト,時間
3  ヴァナキュラー・モダニズムとしての心霊写真
4  カール・エイクリー/杉本博司の生態ジオラマ
5  ジオラマとしてのクロード・モネの庭園
6  イーストウッド『父親たちの星条旗』,あるいはジオラマの内と外
7  ヴァナキュラー・イメージとメディア文化:シミュラークルとしての「ルー大柴」

第2部 戦後日本映画とポストモダン
8  小津安二郎と戦後日本社会の変容:反=接吻映画としての『晩春』
9  長谷川伸と股旅映画:暮らしの倫理と映画
10 高倉健と消費社会:転換期の日本映画
11 日本映画のポストモダン:鈴木清順,相米慎二,澤井信一郎

第3部 テレビというヴァナキュラーな公共圏
12 テレビ,生活革命,子どもの民主主義
13 クイズ化するテレビ,あるいはテレビの文化人類学
14 山田太一,あるいは「愚痴の公共圏」の可能性
15 山田太一,「パーソナルな文化」としてのテレビドラマ
16 永六輔,アマチュアリズムと放送の民主主義
17 大量消費社会とパーソナル文化

あとがき

Vernacular Modernism in Visual Cultures
Masato HASE
著者略歴
長谷 正人(ハセ マサト hase masato)
タイトルヨミ
カナ:ヴァナキュラーモダニズムトシテノエイゾウブンカ
ローマ字:vanakyuraamodanizumutoshitenoeizoubunka

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