近刊検索 デルタ

2017年10月27日発売

文藝春秋

布川事件・櫻井昌司の獄中日記 土芥寇讎超記 二九年幽閉された青年の心の軌跡

文藝春秋企画出版
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内容紹介
梅田事件、足利事件、免田事件、島田事件、松山事件、罪田川事件…。戦後、無期懲役以上の判決が確定して、再審の結果、無罪になった例はわずか6件しかありません。そして2011年、あらたに布川事件の被告(櫻井昌司さん・杉山卓男さん)に冤罪・無罪判決が下りました。物的証拠が乏しく、「自白」と目撃証言が有罪の根拠であった同事件。起訴当時から冤罪が疑われていましたが、再審の扉は一向に開きません。なんとか、扉をこじ開けようとする日本弁護士連合会。立ち上がった有志のひとりが著者の塚越豊さんです。再審無罪までに要した期間は44年…。この間、いかに櫻井さんが嘆き、呻吟したことか。この塗炭の苦しみを、日記を書くことにより昇華させ、自分なりの世界を確立していきました。全篇を通じ、その過程、魂の遍歴が如実に伝わってきます。理不尽、かつ不当な扱いを受けている人々に寄り添い、手を差し伸べる一団がいる。この事実に、自然と頭が下がります。

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