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2018年2月9日発売

文藝春秋

寅右衛門どの 江戸日記 殿様推参

文春文庫
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内容紹介
人情時代劇を得意とする井川香四郎氏による文庫書き下ろしシリーズ「寅右衛門どの 江戸日記」の第5巻にして完結編。時は老中・松平定信の頃。江戸の長屋にフラリと現れ居候となった「自称・改易された元お大名」の与多寅右衛門が、茫洋たる立ち振る舞いと、見掛けに似合わぬ腕っぷし、どこから知恵が出てくるの?という突拍子もない奇策で、長屋にまつわる大事件、小事件を解決していく痛快人情噺・・・と思いきや、物語は度重なる急展開。実は寅右衛門は越後四条藩の殿様の「影武者」であったと判明。とはいえ殿様同様の教養と武芸を身に着けた寅右衛門の活躍は江戸の評判になり、旗本から仕官の話が舞い込んだり、元の藩からの刺客に狙われたり。やがて幕府の大物に見込まれ、なんと幕府の「若年寄」に抜擢、それに伴い武蔵滝山藩の藩主、つまり「本物の殿様」になってしまった、というのが前回までのお話。最終巻でも、庶民に味方し理想を語る「型破りな若年寄」ぶりを発揮する寅右衛門だが、その行く手には「改革老中」を気取りながら増税ばかりを考える出世主義の上役、財政再建の「妙手」を引っさげ幕政に食い込もうとする胡散臭い事業家、財源もなしに大胆な救民政策を打ち出す野心家の勘定奉行、・・・と、次々に難題が立ち塞がる。さらに江戸の子供がさらわれる誘拐事件、消えた身代金、その裏に潜む幕閣内の抗争。寅右衛門は、長屋時代の仲間たちの助けを借りて難敵に立ち向かう寅右衛門だが、そこに謎の女の影が!?最終巻は、謎あり、活劇あり、人情あり、恋(?)ありと盛り沢山。落語ファン、時代劇ファン、そして硬派な歴史ファンも楽しめること間違いなし。寅右衛門どのの物語は、大団円を迎えることができるのか?

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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