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2017年10月31日発売

勁草書房

新版 ローマ法案内

現代の法律家のために
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内容紹介
今日の法律学の土台をなすローマ法も、歴史的時間のなかで常に新しいローマ法像を獲得してきた。現在、大きな変化を必要していると認識する著者は、法のみならず政治やデモクラシー、文学や哲学、信用や労働等の認識の再点検を行って、新しいローマ法像へと向かう扉を開く。法学に留まらず、現代社会を捉え直すために必須の教養書。
目次
はしがき 序 第1章 歴史的前提  1-1 政治  1-2 都市と領域  1-3 ローマにおける政治の成立  1-4 ローマの政治制度、その骨格  1-5 裁判ないし刑事司法制度  1-6 都市の実現  1-7 領域の組織 第2章 民事法の原点  2-1 デモクラシーの原理  2-2 ローマのデモクラシー  2-3 占有  2-4 民事訴訟  2-5 取得時効  2-6 消費貸借  2-7 地役権、相隣関係、不法行為  2-8 財産の金銭評価  2-9 身分法 第3章 契約法の基本原則  3-1 助走  3-2 契約法を生み出した社会  3-3 契約法の骨格  3-4 売買  3-5 委任  3-6 組合  3-7 寄託、銀行  3-8 bonorum possessio  3-9 嫁資(dos)、ususfructus、fiducia、そしてusucapioの付加的要件  3-10 自由人の労働 第4章 所有権概念の登場とその帰結  4-1 新しい現実  4-2 占有概念の転換  4-3 領域上の占有を売買する  4-4 契約責任の変貌  4-5 不法行為法の変化  4-6 意思voluntas  4-7 民事訴訟の変容  4-8 争点決定litis contestatio  4-9 刑事訴訟の新展開  4-10 犯罪の新しい概念 第5章 所有権に基づく信用の諸形態  5-1 locatio conductio  5-2 質権  5-3 債権信用  5-4 condictio周辺の新動向  5-5 保証  5-6 特有財産 peculium  5-7 身分法の変容 補遺 索引
著者略歴
木庭 顕(コバ アキラ)
木庭 顕(こば あきら) 1951年東京生まれ. 1974年東京大学法学部卒業. 現在, 東京大学名誉教授. 専門はローマ法. 主な著作:『政治の成立』(東京大学出版会, 1997年), 『デモクラシーの古典的基礎』(東京大学出版会, 2003年), 『法存立の歴史的基盤』(東京大学出版会, 2009年), 『現代日本法へのカタバシス』(羽鳥書店, 2011年), 『[笑うケースメソッド]現代日本民法の基礎を問う』(勁草書房, 2015年), 『法学再入門 秘密の扉 民事法篇』(有斐閣, 2016年), 『[笑うケースメソッドⅡ]現代日本公法の基礎を問う』(勁草書房, 2017年).

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