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2017年9月28日発売

勁草書房

ODAの終焉 機能主義的開発援助の勧め

機能主義的開発援助の勧め
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内容紹介
本書は、現在のODAへの違和感と危機感を表明しようという目的で書かれた。開発の現場近くで仕事をしてきた著者達にとって、MDGやSDGは夢の議論のようでその非現実性に強い違和感を抱かざるをえない。ODA自体が存亡の危機にあるのではないかという危惧感さえ抱く。ODAの将来の方向性についての議論を呼び起こす一冊。
目次
はしがき
序章 ODAの新しいパラダイム

第1章 ODAの半世紀とその実績
 第1節 イントロダクション:ODAの起源
 ボックス1 ブレトンウッズ会議
 第2節 ODAの量的拡大と展開
 ボックス2 ODAの定義
 第3節 「制度化されたODA」とその展開

第2章 途上国経済の発展
 第1節 イントロダクション:第2次世界大戦後の途上国経済
 第2節 輸入代替工業化路線とその帰結
 第3節 輸出志向工業化路線とグローバリゼーション
 第4節 途上国の経済発展:半世紀の記録

第3章 ODAパラダイムの変遷
 第1節 イントロダクション:ODAパラダイムの系譜
 第2節 ギャップ理論と開発プロジェクト援助
 ボックス3 IDAの起源
 ボックス4 ギャップ理論から債務の持続可能性分析へ
 第3節 構造調整政策のパラダイム
 第4節 MDGパラダイム
 ボックス5 「貧しさ」について

第4章 日本のODAの展開
 第1節 イントロダクション
 第2節 日本ODAの展開
 ボックス6 ODAはどっちで測るネット(純額)それともグロス(粗額)?
 第3節 日本ODAの理念と政策枠組み
 ボックス7 日本のODA大綱と開発協力大綱

第5章 迷走するODA
 第1節 イントロダクション
 第2節M DGパラダイム再論
 第3節 「パリ宣言」:開発主体と援助体制(いわゆる「援助アーキテクチャー」)
 第4節 ODAの現状:機能不全に陥ったODA体制
 ボックス8 ミレニアム村落総合開発プロジェクト・プロファイル

第6章 途上国の成長戦略とODAの役割
 第1節 イントロダクション:MDGsの教訓
 第2節 「トラック・ワン戦略」と「トラック・トゥー戦略」
 第3節 途上国成長の要件とODAの役割
 第4節 失われるODAの意義と残された役割

終章 ODAをどう再構築するか
 第1節 イントロダクション:ODAの機能不全
 第2節 新しいODAのパラダイム
 第3節 「機能主義パラダイム」の勧め
 ボックス9 ラオスのナムチュン2水力発電プロジェクト
 第4節 ODAとドナー国の国益

参考文献
あとがき
索引
著者略歴
浅沼 信爾(アサヌマ シンジ)
浅沼信爾(あさぬましんじ)1961年一橋大学経済学部卒業(株)東京銀行,世界銀行エコノミスト,ターンローブ投資銀行極東代表事務所代表,世界銀行計画・予算局長,同アジア第1局局長,S.G.ウォーバーグ(現UBS銀行)取締役兼ウォーバーグ証券東京支店長,千葉工業大学教授,一橋大学教授を経て,一橋大学客員教授.著書 『国際開発援助』東洋経済新報社,1974年;Yen for Development, Council on Foreign Relations Press, 1991 (共著); Widjojo Nitisastro 's 70 Years (Essays on the Economic Development of Indonesia, 1966-1990), 1998, Kompas (共著);『近代経済成長を求めて』勁草書房,2007年(共著);など.
小浜 裕久(コハマ ヒロヒサ)
小浜裕久(こはまひろひさ)1974年 慶應義塾大学大学院経済学研究科修士課程修了静岡県立大学名誉教授著書 Lectures on Developing Economies, University of Tokyo Press, 1989 (共著); 『日本の国際貢献』勁草書房,2005年; Industrial Development in Postwar Japan, Routledge, 2007 ; 『近代経済成長を求めて』勁草書房,2007年(共著); 『ODAの経済学(第3版)』日本評論社,2013年など.

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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