近刊検索 デルタ

2018年2月17日発売

勁草書房

質的イノベーション時代の思考力

科学技術と社会をつなぐデザインとは
このエントリーをはてなブックマークに追加
内容紹介
ものが溢れている現代社会においては、「量的なイノベーション」に代わって、「質的なイノベーション」が重要となる。本書は、そのために必要なある種の「デザイン力」について、イノベーションの事例分析や、米国のビジネススクールで行われている訓練、さらに著者が開発した方法とその実践をもとに、その性質や獲得方法を述べる。
目次
はじめに

第1章 イノベーションとデザイン
 1 イノベーションにおけるデザインの役割
 2 量的イノベーションと質的イノベーション
 3 ニーズ先導型・シーズ先導型・プロダクト先導型
 4 イノベーションの方向

第2章 イノベーションのためのデザインにおける創造的思考
 1 デザインの創造性はどこにあるか
 2 固執解放型──創造的思考の第一のタイプ
 3 固執解放型のための創造力
 4 シンセシス型──創造的思考の第二のタイプ
 5 シンセシス型のための創造力
 6 質的イノベーションに関与する創造的思考とは

第3章 シンセシスの方法論
 1 モノの概念とモノの概念の組み合わせ
 2 モノの概念と場との組み合わせ型
 3 質的イノベーションに関与するシンセシスとは

第4章 イノベーションのためのデザインのプロセスモデル
 1 直観から直感へ
 2 アナリシスからシンセシスへ
 3 設計解から仮説へ
 4 プロダクトの目的や目標をデザインの外から内へ
 5 構成的デザインと分析的デザインのプロセスモデル
補 遺

第5章 構成的デザインのための思考力
 1 なぜ「構成的思考力」なのか
 2 構成的思考力とは広い意味での抽象を操る能力である
 3 構成的思考力はどうすれば身に付くか
 4 抽象を操るとは何をすることなのか

第6章 設計思想から学ぶ──構成的思考力を獲得する方法(その1)
 1 なぜ設計には思想が必要か
 2 設計思想とは何か
 3 設計思想はどこからくるのか
 4 設計思想の課題
 5 設計思想家の育成

第7章 デザインスクール──構成的思考力を獲得する方法(その2)
 1 実践型デザイン教育の実情
 2 デザインスクールの基本的方針
 3 デザインスクールの手順
 4 デザインスクールの結果

第8章 構成的デザインの諸相と課題
 1 構成的デザインの諸相
 2 構成的デザインの動機
 3 構成的デザインの心構え
 4 構成的デザインの課題
 5 不測に立ちて無有に遊ぶ

おわりに
参考文献
索 引
著者略歴
田浦 俊春(タウラ トシハル)
田浦 俊春(たうら としはる) 1954年生まれ. 神戸大学大学院教授. 博士(工学)(東京大学). 東京大学大学院工学系研究科精密機械工学専攻修士課程修了. 新日本製鐵株式会社勤務, 東京大学人工物工学研究センター助教授等を経て, 1999年より現職. この間, 評議員, 自然科学系先端融合研究環長(兼自然科学研究科長), 統合研究拠点長などを併任. 2018年4月より事業構想大学院大学教授. 著書に『創造デザイン工学』(東京大学出版会, 2014), 『Creative Design Engineering』(Elsevier, 2016)などがある.

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。