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2017年11月25日発売

勁草書房

ジェンダーとセクシュアリティで見る東アジア

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内容紹介
東アジアの急激な少子化は20世紀には想像もつかないものであった。日本・韓国・台湾・中国・北朝鮮、これらの社会では、何が共通で、何が異なるのか、そして何が変わったのか。ジェンダーとセクシュアリティの側面から比較し、日本の「特殊性」をあぶり出す。最先端の研究が切り拓く日本の、そして東アジアの「性」をめぐる課題とは?
目次
はしがき[瀬地山角] 第Ⅰ部 ジェンダーで見る東アジア 第1章 少子高齢化の進む東アジア――「東アジアの家父長制」からの20年[瀬地山角]  1 少子化と結婚の不安定化  2 女性労働のパターン  3 高齢者の就業パターン  4 独自路線を突き進む北朝鮮  5 社会主義市場経済下の中国  6 まとめ 第2章 現代日本の家族――食に見る近年の家族問題[野田潤]  1 はじめに  2 雇用環境の大転換と未婚化・晩婚化の進展2000年代以降の社会的背景  3 労働面から見た家族の変化と非変化  4 「食」から見る2000年代以降の日本のジェンダーと家族  5 まとめ2000年代の食と家族問題 第3章 現代韓国の専業主婦――女性の仕事と結婚の理想と現実[柳采延]  1 はじめに  2 女性の就労か子育てかという選択  3 「高学歴専業教育ママ」という選択  4 まとめ 第4章 台湾におけるフェミニズム的性解放運動の展開――女性運動の主流化と,逸脱的セクシュアリティ主体の連帯[福永玄弥]  1 はじめに  2 女性運動の主流化と分裂  3 フェミニズム的性解放運動の背景分析  4 まとめ 第5章 「全国オモニ大会」に見る北朝鮮の家父長制の変遷――[韓東賢]  1 「北朝鮮の家父長制」のその後,そして今後  2 金日成時代社会主義化・「脱」社会主義化と家父長制  3 金正日時代「苦難の行軍」・先軍政治と家父長制  4 金正恩時代「再帰的保守化」のもとで 第6章 家族構造から見る現代中国企業組織と流動人材――[中村圭]  1 問題設定  2 問題の背景  3 東アジア版「イエ社会論」  4 現代中国の企業組織改革の事例  5 現代中国の親分/子分型組織  6 まとめ 第Ⅱ部 セクシュアリティで見る東アジア 第7章 「LGBTフレンドリーな台湾」の誕生[福永玄弥]  1 はじめに  2 台北市と民主社会の「同志」たち  3 民進党政府による「人権立国」と「LGBT」  4 まとめ 第8章 中国との比較で見るセクシュアリティ――性欲は社会が塑型する[瀬地山角]  1 はじめに  2 欧米との比較  3 中国との比較で見る日本のセクシュアリティ  4 「正解」のない性 第9章 日本のゲイは「普通の存在」になったのか?[森山至貴]  1 問題設定  2 日本のゲイの歴史  3 「普通」をめぐる闘争  4 ねじれと序列化  5 結論 第10章 中国におけるBL(ボーイズラブ)マンガ――マンガ表現論から読み解く日本アニメ・マンガの国際的流通[守如子]  1 中国におけるマンガ環境の変化  2 消えたBL単行本の背景にあるもの  3 マンガ表現論から見たBLマンガ同人誌  4 中国におけるBL 終章 東アジアの比較とは[瀬地山角] あとがき[瀬地山角] 人名索引・事項索引
著者略歴
瀬地山 角(セチヤマ カク)
瀬地山 角(せちやま かく) 1963年生まれ. 東京大学大学院博士課程修了, 博士(学術). 現在:東京大学大学院総合文化研究科教授/ジェンダー論, 東アジア研究. 主著:『東アジアの家父長制』(勁草書房, 1996年), 『お笑いジェンダー論』(勁草書房, 2001年)など.

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