近刊検索 デルタ

2017年9月26日発売

人文書院

ダスクランズ

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内容紹介
ヴェトナム戦争末期、プロパガンダを練るエリート青年。18世紀、南部アフリカで植民地の拡大に携わる白人の男。ふたりに取りつく妄想と狂気を、驚くべき力業で描き取る。人間心理に鋭いメスを入れ、数々の傑作を生みだしたノーベル賞作家、J・M・クッツェー。そのすべては、ここからはじまる。
目次
ヴェトナム計画 ヤコブス・クッツェーの物語  J・M・クッツェーと終わりなき自問 くぼたのぞみ  J・M・クッツェー全作品リスト
著者略歴
J・M・クッツェー(ジェイ エム クッツェー)
J・M・クッツェー J.M.Coetzee/一九四〇年、ケープタウン生まれ。ケープタウン大学で文学と数学の学位を取得。英国のコンピュータ会社で働きながら詩人をめざす。六五年、奨学金を得てテキサス大学オースティン校へ、サミュエル・ベケットの文体研究で博士号取得。六八年からニューヨーク州立大学で教壇に立つが、永住ヴィザがおりず、七一年に南アフリカに帰国。以後ケープタウン大学を拠点に米国の大学でも教えながら、初小説の本作『ダスクランズ』を皮切りに、南アフリカや、ヨーロッパと植民地の歴史を遡及する、意表をつく、寓意性に富んだ作品を次々と発表し、南アのCNA賞、フランスのフェミナ賞ほか、世界的文学賞を数多く受賞。八三年の『マイケル・K』と九九年の『恥辱』では英国のブッカー賞を史上初のダブル受賞。〇三年にノーベル文学賞を受賞。
くぼた のぞみ(クボタノゾミ)
くぼたのぞみ/一九五〇年、北海道生まれ。翻訳家、詩人。著書に『鏡のなかのボードレール』『記憶のゆきを踏んで』等。訳書に、J・M・クッツェー『マイケル・K』『鉄の時代』『サマータイム、青年時代、少年時代─辺境からの三つの〈自伝〉』、チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』『アメリカーナ』『半分のぼった黄色い太陽』『アメリカにいる、きみ』『明日は遠すぎて』、マリーズ・コンデ『心は泣いたり笑ったり』、イザベル・フォンセーカ『立ったまま埋めてくれ―ジプシーの旅と暮らし』等多数。共訳にポール・オースター/J・M・クッツェー『ヒア・アンド・ナウ 往復書簡2008‐2011』等。

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