近刊検索 デルタ

2017年9月20日発売

創元社

傾聴の心理学

PCAをまなぶ:カウンセリング/フォーカシング/エンカウンター・グループ
このエントリーをはてなブックマークに追加
内容紹介
こころの援助の極みがカウンセリング・心理療法なら、社会のなかでの援助一般においてもそのエッセンスは重視されます。そうして「傾聴」は、教育・福祉・医療・司法などの対人援助職のみならず、それらを支えるボランティアの基本的姿勢として位置づけられてきました。日常生活においても、さまざまな援助の場面が存在し、そんなときにも「傾聴」は意識されるようになってきました。また、対人援助という文脈に留まらず、相互理解が求められるようなシーンでも「傾聴」の重要性は理解されるようにもなりました。 また昨今、こころの援助の領域では「臨床心理士」の着実な定着とともに「公認心理師」資格が整備されつつあります。また教育界では、アクティブラーニングといった「学習者中心」の教育がトピックスとなっています。前述のようにさまざまなシーンでの「傾聴」の重要性が叫ばれているという状況もあり、その基礎理論といえるPCAの学習の重要性は、ますます高まっているといえます。 このようななかで、今あらためて「傾聴」という態度・姿勢をその芯から学びなおそう! とのねらいで、この本は編まれました。傾聴の生みの親である「パーソンセンタード・アプローチ」のすべてを総覧することから始めましょう!!
目次
序 章 ロジャーズ――人生の軌道と分岐点     コラム1:日本への導入     コラム2:グロリアと三人のセラピスト 第1章 パーソンセンタード・アプローチとは   理論的展開     コラム3:プリセラピー   実現傾向と必要十分条件     コラム4:プレゼンス   人間性心理学 第2章 パーソンセンタード・カウンセリング   パーソナリティ論     コラム5:パーソンセンタード精神病理学   援助論   プロセス論     コラム6:PCCのエビデンス(効果研究)   位置づけと意義 第3章 体験過程理論とフォーカシング   カウンセリングが成功するとき     コラム7:体験過程スケール   体験過程理論   フォーカシング     コラム8:クリアリング・あ・スペース   フォーカシング指向心理療法 第4章 エンカウンター・グループ   エンカウンター・グループとは     コラム9:構成的エンカウンター・グループ   テツロウさんの体験     コラム10:出会いへの道   ファシリテーション   グループプロセス   個人プロセス     コラム11:Encounter Groups: First Facts   位置づけと意義 第5章 アプローチとしての展開   子どもたち・家族へのアプローチ   学校教育へのアプローチ     コラム12:アスピー尺度     コラム13:からだの感じを言葉にする実習   組織へのアプローチ   医療・福祉領域へのアプローチ   コミュニティへのアプローチ   多文化理解・国際平和へのアプローチ   スピリチュアリティ   ファシリテーター研修グループ 第6章 パーソンセンタード・アプローチを学ぶ   何をではなく、如何に学ぶか   学ぶプロセスを意識する
著者略歴
坂中 正義(サカナカ マサヨシ)
坂中正義(さかなか・まさよし) 1970年、山口県生まれ。 1993年、埼玉大学教育学部卒業。 1997年、九州大学大学院教育学研究科博士後期課程(教育心理学専攻)退学。 1997年 福岡教育大学教育学部助手。 2009年、福岡教育大学教育学部教授。 2011年、博士(心理学)学位取得・九州大学。 2013年~南山大学人文学部教授。 著書に『ベーシック・エンカウンター・グループにおけるロジャーズの中核3条件の検討』(風間書房, 2012年)『ロジャーズの中核三条件 受容』共編著(創元社, 2015年)、『パーソンセンタード・アプローチの挑戦』共著(創元社, 2011年)、『人間性心理学ハンドブック』分担執筆(創元社, 2012年) など。
田村 隆一(タムラ リュウイチ)
1991年、九州大学大学院修了、福岡大学人文学部教授。専門はフォーカシング理論。
松本 剛(マツモト ツヨシ)
1993年、兵庫教育大学大学院修了、兵庫教育大学教授。専門はPCA。
岡村 達也(オカムラ タツヤ )
1985年、東京大学大学院修了、文教人間科学部教授。専門はPersonCenteredセラピー。

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。