近刊検索 デルタ

2018年3月2日発売

白水社

聖書の成り立ちを語る都市

フェニキアからローマまで
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内容紹介
考古学・聖書学者が語る、聖書と古代世界
 聖書はどのようにしてできたのか。完成した文書として天から舞いおりたのでもなければ、ひとりの人間が啓示を授かり、それを一言一句記録したものでもない。長い年月をかけ、多くの人の手をへて記述・筆写・編集がなされたものであり、その過程で時代と環境の影響をさまざまに受けてきた。本書は、聖書から浮かび上がる古代オリエント・地中海世界のありさまや、一方で歴史が聖書本文に与えた影響を、都市ごとに見ていくことで、聖書の成り立ちをたどるものである。
 たとえば、エルサレムの神殿を建てるための木材はどこから持ってきたか、その記述からは、当時の交易関係がわかる(フェニキアの都市国家)。「ハルマゲドン」の語源は地名だった(メギド)。ギリシア哲学やアレクサンドロス大王の遠征は聖書の記述に影響を与えた(アテネ)。イエスがベツレヘム生まれならなぜ「ナザレのイエス」なのか、そして福音書の読者対象は(ベツレヘムとナザレ)、など。
 聖書を、過去の信者たちが「日常生活を懸命に生きる姿を通じて今日の信者を励ます記録」ととらえる考古学・聖書学者が語る、旧約・新約聖書の世界。
著者略歴
ロバート・R・カーギル(カーギル)
カリフォルニア大学ロサンゼルス校でPh.D.取得、アイオワ大学で教鞭を執る。専門は聖書学、考古学。またCNNで、聖書や死海文書などについての番組の司会もたびたび務めている。著書は他にQumran through (Real) Time: A Virtual Reconstruction of Qumran and the Dead Sea Scrollsがある。
真田 由美子(サナダ ユミコ)
慶應義塾大学文学部卒。翻訳家。訳書に『小型哺乳類館』(トマス・ピアース著、早川書房)、『キッチンの歴史――料理道具が変えた人類の食文化』(ビー・ウィルソン著、河出書房新社)、『まっくらやみで見えたもの――光アレルギーのわたしの奇妙な人生』(アンナ・リンジー著、河出書房新社)、『あなたはあなたのままでいい――人生に愛されるための30章』(アラン・コーエン著、イースト・プレス)などがある。

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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