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2017年9月28日発売

白水社

ローズヴェルトとスターリン(下)

信頼構築から戦後国際秩序の形成へ
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内容紹介
巨頭二人の知られざる交流とは?  第二次世界大戦において、ローズヴェルトとスターリンはテヘラン会談(1943年11月28日〜12月1日)とヤルタ会談(1945年2月4日〜11日)で首脳会談をチャーチルも交えて行った。対独戦勝利と戦後の国際平和構想の実現のためには、ソ連の協力とスターリンの個人的な友人関係が不可欠と考えたローズヴェルト、前向きにその協力に取り組んだスターリン。しかし大戦中は概ね良好だった米ソ関係も、ローズヴェルトの早逝とトルーマンの登場により、停滞と悪化へ向かうこととなる……。  「四人の警察官」(米英中ソ)による戦後の国際平和構想は、ローズヴェルトの悲願であり、援助物資や政治課題について、スターリンと直接顔を合わせて会談する必要性を痛感していた。本書は、各国の思惑、指導者たちの人間関係から、テヘランとヤルタ会談の舞台裏、トルーマンによる原爆投下の衝撃までを生き生きと描く。書簡・電信などの新史料を駆使して、逸話満載でつづる歴史読物。作家は米国の著述家で、両首脳の交信記録を完全に編纂して、その背景を解説した著書がある。口絵写真多数収録。
著者略歴
スーザン・バトラー(バトラー)
ニューヨーク育ちで、ベニントン大学卒業後、コロンビア大学で教養学修士号を受けた。フリーランスのライターとしてニューヨーク・タイムズ紙に定期的に記事を書いている。バトラーはこれまでに本書を含め三冊の本を刊行している。第一作は『暁の東へ向かって―アメリア・イアハートの生涯』(East to the Dawn: The Life of Amelia Earhart, Da Capo Press、1997)。今も米国の国民的ヒロインとして伝説になっている女性飛行家アメリア・イアハート(1897~1937)の伝記。第二作は本書に直接つながる、編著『親愛なるスターリン殿―フランクリン・ローズヴェルトとヨシフ・スターリンの通信文集完全版』(My Dear Mr. Stalin: The Complete Correspondence of Franklin D. Roosevelt and Joseph V. Stalin, Yale University Press,2006)。第二次世界大戦中の両首脳の交信記録を編纂し、バトラーは序論のほか、個々の通信の背景を描く詳しい解題を付している。
松本 幸重(マツモト ユキシゲ)
東京外国語大学ロシア語科卒。旧ソ連大使館広報部勤務を経て、現在、翻訳業。主要訳書:モンテフィオーリ『スターリン 青春と革命の時代』、ルジェフスカヤ『ヒトラーの最期 ソ連軍女性通訳の回想』、ジョーンズ『レニングラード封鎖 飢餓と非情の都市1941-44』、ショウォルター『クルスクの戦い1943 独ソ「史上最大の戦車戦」の実相』(以上、白水社)

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