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2017年9月28日発売

白水社

100語でわかる子ども

文庫クセジュ
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内容紹介
14人の専門家が描きだす子どもの世界  「子ども」とは何らかの客観的な定義を持つ存在なのだろうか。つまり、医学的、生理学的、心理学的に、かくかくしかじかという存在であるという定義を持つ存在なのだろうか。本書を通して貫かれているのは、「子ども」とはこのような定義は不可能で、文化や歴史にこそ帰属する概念であり、おそらく時代と共に変化する概念である、という考えである。また、「子ども」が無垢な存在で、大人が無垢さを失った存在であるという、大人と子どもを二項対立でとらえる論理からもほど遠い。子どもは大人が思うほど無垢ではなく、大人はそれほど無垢さを失っていないというほうが正確だろう。本書では、大人が、こうした子どもの本質に対して盲目であるがために、子どもに翻弄されたり、ときには子どもに対する問題を引き起こしたりする姿がよく記述されている。(「訳者あとがき」より)
著者略歴
ジャック・アンドレ(アンドレ)
編著者:ジャック・アンドレ(パリ第七大学精神病理学教授、精神分析家) 著者:ジョアンヌ・アンドレ/イゼ・ベルナトー/ファニー・ダルジャン/シャルロット・ド・パルスヴァル/ヴィンセント・エステロン/キャロリーヌ・ユルヴィ/ジョセリーヌ・マロスト/フランソワーズ・ノー/マチルド・サイエ/アレクサンドリーヌ・シュニーヴィント/キャロリーヌ・トンプソン/フィリップ・ヴァロン/イ・ミギョン
古橋 忠晃(フルハシ タダアキ)
1999年名古屋市立大学医学部医学科卒業。現在名古屋大学学生相談総合センター准教授。ストラスブール大学客員教授(2011年6月)。専門は精神医学、精神病理学、精神分析。専門領域の諸々の論文の他、訳書としては、ジャック・アンドレ著『100語でわかるセクシュアリティ』(共訳、白水社、2013年)、ケネス・J・ズッカー、スーザン・J・ブラッドレー著『性同一性障害』(共訳、みすず書房、2010年)、ロラン・シェママ、ベルナール・ヴァンデルメルシュ著『精神分析事典」(共訳、弘文堂、2002年)、スラヴォイ・ジジェク著『もっとも崇高なヒステリー者――ラカンと読むヘーゲル』(共訳、みすず書房、2016年)などがある。
番場 寛(バンバ ヒロシ)
1983年中央大学大学院博士後期課程単位取得退学。1984年から1986年にかけてロータリー財団奨学生としてフランスに留学。フランシュコンテ(ブンザンソン)大学、パリ第7大学DEA(博士論文提出資格課程)修了。1992年大谷大学文学部専任講師。2002年から2003年にかけてパリ第8大学精神分析学部招聘研究員。現在大谷大学文学部国際文化学科教授。専門領域の諸々の論文や著書の他、訳書としては、ロラン・シェママ、ベルナール・ヴァンデルメルシュ著『精神分析事典』(共訳、弘文堂、2002年)、J=D。ナシオ『フランスにおける精神分析の現状―フランス文化におけるジャック・ラカンの占める位置』「大谷大学真宗総合研究所研究紀要」第15号などがある。

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