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2018年7月17日発売

平凡社

日本軍ゲリラ 台湾高砂義勇隊

台湾原住民の太平洋戦争
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内容紹介
日本植民地下の台湾先住民は軍属・兵士として太平洋戦争に動員、南洋戦場に投入され悲惨なゲリラ戦を戦った。知られざる戦争の真実。
目次
《目次》

はじめに

第1章 台湾原住民・高砂族
1 狩猟民としての台湾原住民・タイヤル族
神話・伝説/ガガと戦闘組織
2 タイヤル族の戦闘
戦闘員としての資質と戦術/「出草」と狩猟
3 タイヤル族の風習
蕃刀/入れ墨/犯罪と刑罰/理蕃政策と銃回収
4 日中全面戦争の勃発と台湾原住民──「吾も日本人」

第2章 高砂義勇隊の成立
1 高砂義勇隊の概要
七回の高砂義勇隊/高砂義勇隊の起点と成立の背景
日本人警察の役割と原住民の熱気/霧社事件/強制か志願か
志願動機──差別解消と外見上の好条件/高砂挺身報国隊
2 陸海軍特別志願兵制度
「募集要綱」/施行/学科試験/霧社/海軍特別志願兵制度
3 徴兵制

第3章 銃後の台湾原住民
1 太平洋戦争勃発以後
英雄談/南洋移住計画/銃後の活動/原住民娘の憧れ/金鵄勲章
2 高砂義勇隊員の留守妻
怒りの父/軍雑務から軍慰安婦へ

第4章 陸軍中野学校と高砂義勇隊
1 陸軍中野学校への秘密召集
2 日本軍初のゲリラ戦訓練──理論と実習
3 台湾での原住民訓練
高砂義勇隊員との初対面/ゲリラ戦訓練/高砂義勇隊の特性/斉藤特別義勇隊の誕生

第5章 南洋戦場での連合軍との激戦と高砂義勇隊
1 高砂義勇隊の任務
航路/軍夫と敵情偵察
2 ニューギニア
ポートモレスビー/軍夫から軍人へ/斉藤特別遊撃隊のゲリラ戦
「感状」/激戦/野菜栽培
3 フィリピン
「バターン死の行進」/コレヒドール攻略作戦/マスメディアによる鼓舞
4 グライダーによる薫高砂族特攻隊と激戦下の高砂兵
5 情報戦とゲリラ戦、そして信頼

第6章 南洋戦場の実相
1 ああニューギニア
ロシン・ユーラオ氏へのインタビュー/現地人からの略/食糧がない
2 ジャングル生活
3 餓死と病死
4 「人肉食」
ロシン・ユーラオ、ガヨ・ウープナ両氏へのインタビュー/背景と推移
5 台湾防衛

第7章 日本の無条件降伏・敗戦
1 日本兵の「集団自殺」と高砂義勇隊
「玉砕命令」/「玉音放送」/日本軍上官への不満爆発
2 捕虜収容所での「快適な生活」
収容所へ/日本人、台湾人、高砂族に対する処遇

第8章 台湾への生還──日本敗戦後の元高砂義勇隊員
1 国民党政権下の台湾
多くの犠牲者・少ない帰還者/苦難・心痛・悪夢
2 国共内戦に国民政府軍の一員として参戦
兵員募集/国共内戦・朝鮮戦争・文化大革命
3 敗戦日本の対応
戦後補償問題/裁判/靖国神社と遺骨収集/陸軍中野学校出身者の思い
元高砂義勇隊員の戦後/高砂義勇隊記念碑

おわりに

主要文献と資料紹介

あとがき
著者略歴
菊池 一隆(キクチ カズタカ)
1949年宮城県生まれ。筑波大学大学院歴史・人類学研究科(史学)博士課程単位取得満期退学。現在、愛知学院大学文学部教授、博士(文学)、博士(経済学)。主な著書に、『中国工業合作運動史の研究』『戦争と華僑』および同続編(以上、汲古書院)、『日本人反戦兵士と日中戦争』(御茶の水書房)、『中国初期協同組合史論1911-1928』(日本経済評論社)、『中国抗日軍事史1937-1945』(有志舎)、『東アジア歴史教科書問題の構図』(法律文化社)、『台湾北部タイヤル族から見た近現代史』『台湾原住民オーラルヒストリー』(以上、集広舎)などがある。

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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