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2017年9月15日発売

みすず書房

ダンテ『神曲』講義 改訂普及版【新装版】

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内容紹介
「ダンテの『神曲』は天国のために書かれた本であることを、つまりわれわれはダンテとともに古典文学的教養をもって地獄、悟性と想像力とをもって煉獄を遍歴したうえ、ようやく光にみちる天国において理性的精神が神の至福に招かれるよろこびのための書であることを実感しなくてはならない。そして『神曲』とは、そのよろこびを分かち合うべく地上でなお苦しむ人や煉獄で苦しむ霊魂の救いのために心を尽くして祈るという、天国での至福における他者奉仕としての愛がもたらす、天上と地上の愛の交流の歌なのである。言わば地獄篇は文学、煉獄篇は哲学、そして天国篇は神学の演習の場であるといえよう。(著者「改訂普及版のために」)

少年時代に矢内原忠雄のダンテ講義の席に連なり、その後も哲学の仕事のかたわら、数十年にわたって『神曲』を読みつづけてきた著者による〈詩人哲学者〉ダンテ講義録。第25回マルコ・ポーロ賞を受賞した書に、著者による全面的な改訂を施した、決定普及版。
著者略歴
今道友信(イマミチトモノブ)
1922年東京に生まれる。東京大学文学部哲学科卒業。パリ大学、ヴュルツブルク大学講師を経て、東京大学名誉教授、聖トマス大学客員教授。哲学美学比較研究国際センター所長、国際形而上学会会長、国際美学会終身委員、エコエティカ国際学会会長。1996年より1999年まで哲学国際研究所(IIP、パリ)所長。著書『同一性の自己塑性』(東京大学出版会、1971)、『美の位相と芸術』(東京大学出版会、1971)、『東西の哲学』(TBSブリタニカ、1988)『エコエティカ』(講談社学術文庫、1990)、『知の光を求めて』(中央公論新社、2000)、『愛について』(中公文庫、2001)、『ダンテ『神曲』講義』(第25回マルコ・ポーロ賞受賞、みすず書房、2002、改訂普及版2004)。編著に『講座・美学』全5巻(東京大学出版会、1984-85)などがある。

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