近刊検索 デルタ

2017年10月19日発売

みすず書房

ゲームライフ

ぼくは黎明期のゲームに大事なことを教わった
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内容紹介
「何回死ねるの?」ぼくはジェイムズに訊く。
「三回だ」と彼は言う。「『パックマン』の話だよな?」
「いや、一生で」
           *
「七歳でプレイしたことがぼくを変えた。それはぼくに新しい成長の方向を与えた」
パソコンが未知への扉だった頃、子どもにとってPCゲームはセンス・オブ・ワンダーの源だった。本書はゲームと子どもの内なる関係を新しい筆致で綴る。
背景に垣間見えるのは、80年代アメリカの郊外地域の情景だ。レーガン信奉、第三次世界大戦の脅威論を煽るメディア……その只中で少年期を過ごした「ぼく」の頭の中は、ゲームと身近な人々のことでいっぱいだった。
数字の力、地図の力、「ここではない」世界の創造、魔法と絶望、死について……みんなゲームが教えてくれた。だがそれと並行して、「ぼくの中の別の部分は、人から遠ざかる方向に育とうとしていた」
残忍なスクール・カーストや、ぎこちなさを増す現実世界との関わりの記憶は、唯一の拠り所だったゲームの記憶とともに、著者の脳裏に一層深く突き刺さっている。
ゲームと人生の奇妙な二重奏に引き込まれ、胸を衝かれるスリリングな一冊。
目次
1 サスペンデッド
2 490ポイントのダメージ
3 楽園の悪魔
4 第二次世界大戦は終わらない
5 太陽と星々と
6 パイレーツ!
7 空のハート

謝辞
訳者あとがき
著者略歴
マイケル・W・クルーン(マイケル クルーン)
シカゴ生まれ。ケース・ウェスタン・リザーブ大学英文学教授。Harper’s, Salon, Granta, the New Yorkerなどの文芸誌やBehavioral and Brain Sciences, PMLA, the Chronicle of Higher Educationなどの学術誌にエッセイや批評、論文を寄稿している。著書に、American Literature and the Free Market (Cambridge University Press, 2010), Writing Against Time (Stanford University Press, 2013), White Out : The Secret Life of Heroin (Hazelden, 2013)。White Outは文芸誌のthe New Yorkerとthe Millionsの2誌が2013年のベストブックに挙げたほか、NPRの名物ラジオ番組One Pointでも同年のベストブックに選出された。オハイオ州クリーヴランド在住。
武藤陽生(ムトウヨウセイ)
ゲーム、出版翻訳者。『Gone Home』『The Vanishing of Ethan Carter』をはじめ、多数のゲームを翻訳。訳書に、レヴィーン『ダンケルク』(2017、ハーパーコリンズ・ ジャパン)、ゴールデン『アサシン クリード』(2017、早川書房)、クルーン『ゲームライフ』(2017、みすず書房)、共訳書にグリーンウォルド『暴露──スノーデンが私に託したファイル』(2014、新潮社)ほか。

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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