近刊検索 デルタ

2017年10月20日発売

明石書店

出版社名ヨミ:アカシショテン

学習障がいのある児童・生徒のための外国語教育

その基本概念、指導方法、アセスメント、関連機関との連携
このエントリーをはてなブックマークに追加
内容紹介
学習障がいのある子どもたちが英語学習でつまずき、自尊感情を低下させないために必要な手立てとは何か。平成32年度から完全実施となる小学5・6年での英語教科化も見据え、特別支援教育的視点から英語・言語教育に有用な海外の知見や理論、指導方法を紹介する。
目次
 日本の読者の皆さまへ
 序文
 監修者の言葉
 訳者代表の言葉

第1章 教育における障がいのとらえ方
 はじめに
 言葉と思考が互いに与える影響
 ディスコースの中に反映されている障がいのモデル
 ラベル付けと自己意識
 優勢なディスコースへの挑戦
 重要項目のまとめ
 演習問題

第2章 ディスレクシアとは?
 はじめに
 ディスレクシア研究の歴史的概観
 ディスレクシアの定義
 基本的な学習メカニズム
 読みのプロセスと読みの学習
 ディスレクシアの行動的徴候と認知の関係
 ディスレクシアの認知学的、神経学的説明
 重要項目のまとめ
 演習問題

第3章 学級の中での学習障がい
 はじめに
 特異性言語障がい(SLI)
 協調運動障がい
 計算障がい
 ADHD
 アスペルガー症候群
 重要項目のまとめ
 演習問題

第4章 言語学習おける認知的、情意的側面
 はじめに
 言語習得は、どのような過程をたどるのか?
 SpLDのある生徒にとっての言語学習困難の概要
 言語学習の成功に向けて
 重要項目のまとめ
 演習問題

第5章 判定と公表
 はじめに
 判定
 第二言語でのアセスメント
 公表
 学校(教育機関)への公表
 重要項目のまとめ
 演習問題

第6章 学び方の違いへの配慮
 はじめに
 環境
 カリキュラム
 コミュニケーション
 学級経営
 学習スキルを伸ばす
 重要項目のまとめ
 演習問題

第7章 言語教授のための指導法
 はじめに
 多感覚教授法
 重要項目のまとめ
 演習問題

第8章 アセスメント
 はじめに
 言語アセスメントの主要な構成概念の概要
 配慮と手立て
 教室ベースでのアセスメント
 重要項目のまとめ
 演習問題

第9章 移行と学びの進捗
 はじめに
 移行におけるストレス要因
 児童生徒やその家族ができること
 現在在籍している教育機関ができること
 受け入れ先機関ができること
 就労への移行
 結論
 重要項目のまとめ
 演習問題

 補遺1
 補遺2
 補遺3
 補遺4
 補遺5
 補遺6
 文献

 監修者・訳者紹介
 著者紹介
著者略歴
ジュディット・コーモス(ジュディット コーモス juditto koomosu)
英国ランカスター大学 言語学・英語学部教授 通信制大学院修士課程(外国語としての英語教育)の長を務める傍ら、自らも第二言語習得や教師教育のモジュールを担当している。Language Learners with Special Needs: An International Perspective 編集委員。ハンガリーにおけるディスレクシアと聴覚障がい者への言語教育に関わる教師のための研修主担当者。第二言語教育や特別支援の観点からの言語教育に関する著書多数。
アン・マーガレット・スミス(アン マーガレット スミス an maagaretto sumisu)
英国カンブリア大学上級講師 25年間にわたり、英国国内はもとよりケニヤ、ドイツ、スウェーデンで英語を教える。この15年間は、ディスレクシア専門家と評価者として活躍している。カンブリア大学では、第二言語としての英語教育を担当し、ディスレクシア講義を含む第二言語としての英語教育のクラスを担当している。
竹田 契一(タケダ ケイイチ takeda keiichi)
大阪医科大学LDセンター顧問、大阪教育大学名誉教授 『図説LD児の言語・コミュニケーション障害の理解と指導』(共著、文化科学社、2007年)、『高機能広汎性発達障害の教育的支援』(明治図書、2008年)、『特別支援教育の理論と実践Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ』(金剛出版社、2012年)など著書多数。
飯島 睦美(イイジマ ムツミ iijima mutsumi)
群馬大学准教授 「英語学習における特異な困難と指導法」(共著、『LD研究』第25巻第2号、2016年)、「特別支援教育に学ぶ英語の指導技術[5]「書くこと」の指導」(共著、『英語教育』8月号、大修館書店、2015年)など。
大谷 みどり(オオタニ ミドリ ootani midori)
島根大学教授 「英語の読み書きの指導」日本LD学会編『発達障害事典』(分担執筆、丸善出版、2017年)、「英語学習における特異な困難と指導法」(共著、LD研究第25巻第2号、2016年)、「社会のグローバル化と外国語教育」『学習指導要領改訂のポイント――通常学級の特別支援教育』(明治図書、2017年)など。
川合 紀宗(カワイ ノリムネ kawai norimune)
広島大学大学院教育学研究科教授 『シリーズきこえとことばの発達と支援――特別支援教育における吃音・流暢性障害のある子どもの理解と支援』(編著、学苑社、2013年)、『特別支援教育総論――インクルーシブ時代の理論と実践』(編著、北大路書房、2016年)、『地域共生社会の実現とインクルーシブ教育システムの構築――これからの特別支援教育の役割』(編著、あいり出版、2017年)など。
築道 和明(ツイドウ カズアキ tsuidou kazuaki)
広島大学大学院教育学研究科教授 『教師教育講座 第16巻 中等英語教育』(共著、協同出版、2014年)、『英語授業を豊かにする教育技術の探求』(編著、明治図書、2001年)、『Vivid English Communication I New Edition』(代表著者、第一学習社、2016)など。
村上 加代子(ムラカミ カヨコ murakami kayoko)
神戸山手短期大学准教授 『シリーズ・新時代の学びを創る 外国語活動・英語科授業の理論と実践』(分担執筆、あいり出版、2015年)、「英語の学習初期における読み書き指導の在り方の検討――基礎的な力としてのデコーディングと音韻意識スキル獲得の必要性について」(『神戸山手短期大学紀要』(58)、2015年)、「特別支援教育の現場から――チャレンジ教室の子どもたち」(連載)(『英語教育』大修館書店、2015年)など。
村田 美和(ムラタ ミワ murata miwa)
高崎健康福祉大学助教 『学校でのICT利用による読み書き支援――合理的配慮のための具体的な実践』(分担執筆、金子書房、2016年)、『脳科学と学習・教育』(分担執筆、明石書店、2010年)など。
タイトルヨミ
カナ:ガクシュウショウガイノアルジドウセイトノタメノガイコクゴキョウイク
ローマ字:gakushuushougainoarujidouseitonotamenogaikokugokyouiku

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

-- 広告 -- AD --

【AD】
今、注目すべき第三書館の本
緑の書 リビアのカダフィ大佐の理論
2011年10月20日、カダフィ大佐は殺された

-- 広告 -- AD --

もうすぐ発売(1週間以内)

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。