近刊検索 デルタ

2018年3月31日発売

明石書店

出版社名ヨミ:アカシショテン

〈つながり〉の現代思想

社会的紐帯をめぐる哲学・政治・精神分析
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内容紹介
本書は、「社会的紐帯」という術語を手がかりに、現代社会の「つながり」が孕む諸問題を根底から捉えなおし、その理論と病理、そして可能性を紡ぐ。哲学、精神分析、現代政治理論における、気鋭の若手研究者たちによる意欲的な論集。
目次
 まえがき

第Ⅰ部 社会的紐帯への視座

第一章 政治の余白としての社会的紐帯――ルソーにおける憐憫[淵田仁]
第二章 集団の病理から考える社会的紐帯――フロイトとラカンの集団心理学[松本卓也]

第Ⅱ部 社会的紐帯のポリティクス

第三章 ポスト・ネイションの政治的紐帯のために[山本圭]
第四章 〈政治的なもの〉から〈社会的なもの〉へ?――〈政治的なもの〉の政治理論に何が可能か[乙部延剛]
第五章 友愛の政治と来るべき民衆――ドゥルーズとデモクラシー[大久保歩]

第Ⅲ部 社会的紐帯の未来

第六章 特異性の方へ、特異性を発って――ガタリとナンシー[柿並良佑]
第七章 外でつながること――ハーバーマスの精神分析論とエスの抵抗[比嘉徹徳]
第八章 社会的紐帯と「不可能性」[信友建志]

 あとがき
著者略歴
松本 卓也(マツモト タクヤ matsumoto takuya)
1983年高知県生まれ。自治医科大学大学院医学研究科修了。博士(医学)。専門は精神病理学。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科准教授。著書に『人はみな妄想する――ジャック・ラカンと鑑別診断の思想』(青土社、2015年)、『享楽社会論――現代ラカン派の展開』(人文書院、2018年)などがある。
山本 圭(ヤマモト ケイ yamamoto kei)
1981年京都府生まれ。名古屋大学大学院国際言語文化研究科博士後期課程単位取得退学。博士(学術)。専門は現代政治理論、民主主義論。現在、立命館大学法学部准教授。著書に『不審者のデモクラシー――ラクラウの政治思想』(岩波書店、2016年)など。訳書にヤニス・スタヴラカキス『ラカニアン・レフト――ラカン派精神分析と政治理論』(松本卓也との共訳、岩波書店、2017年)がある。
タイトルヨミ
カナ:ツナガリノゲンダイシソウ
ローマ字:tsunagarinogendaishisou

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