近刊検索 デルタ

2018年6月5日発売

明石書店

出版社名ヨミ:アカシショテン

産業構造の変化と外国人労働者

労働現場の実態と歴史的視点
移民・ディアスポラ研究
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内容紹介
在留外国人が250万人を突破し、多くの外国人労働者が日本社会を支えている。その労働現場で何が起こっているのか、なぜ日本の産業社会は外国人労働者を必要としているのか、そしてその背景にある世界の国際労働力移動についても問う。
目次
 「移民・ディアスポラ研究」7の刊行にあたって[駒井洋]

 はじめに 日本の外国人労働者――働く現場と産業・歴史から考える[津崎克彦]

第1章 現代日本における産業構造の変化と外国人労働者[津崎克彦]


第Ⅰ部 外国人労働者が働く現場

第2章 建設産業構造と外国人労働者――外国人技能実習制度の拡大を事例に[惠羅さとみ]

第3章 介護の専門職化と外国人労働者――日系人から結婚移民、介護福祉士まで[高畑幸]

Column 1 夜のフィリピン女性たちを取り巻く労働環境――興行ビザ規制後のフィリピンパブ嬢たち[中島弘象]

第4章 観光産業における労働力再編――旅館・ホテルの外国人労働者に注目して[山口恵子]

第5章 外食産業とコンビニ業界における外国人労働者――外国人留学生のアルバイトに注目して[志甫啓]

インタビュー・レポート 国境を越えて働く外国人労働者の現場から[鈴木江理子]


第Ⅱ部 外国人労働者と日本の社会構造の変化

第6章 家事労働とジェンダー――再生産労働の外部化と“沈黙”の外国人家事労働者[定松文]

第7章 日本の農業と外国人労働者の現状――家族経営を支える技能実習生の増加[安藤光義]

第8章 自動車産業の労働現場――外国人労働者の増加と「メイド・イン・ジャパン」の限界[伊原亮司]

Column 2 留学生を活かすインターンシップ――不動産業界における戦略的高度人材の獲得[郭潔蓉]


第Ⅲ部 人の移動と産業をめぐる時空間の変容

第9章 日本製の洋服づくりを支える人々――縫製工場における外国人労働者[長田華子]

第10章 日本漁業と「船上のディアスポラ」――“黒塗り”にされる男たち[佐々木貴文]

第11章 人の移動と産業をめぐる歴史的変容[蘭信三・福本拓]


書評 堀口健治編『日本の労働市場開放の現況と課題――農業における外国人技能実習生の重み』[駒井洋]
書評 宮島喬著『現代ヨーロッパと移民問題の原点――1970、80年代、開かれたシティズンシップの生成と試練』[駒井洋]


 編者あとがき[津崎克彦]
著者略歴
駒井 洋(コマイ ヒロシ komai hiroshi)
筑波大学名誉教授。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。専門は移民社会学。著書に『貪欲に抗する社会の構築:近代合理主義をこえる仏教の叡知』(2010年)、『移民社会学研究:実態分析と政策提言1987~2016』、訳書にロビン・コーエン著『新版グローバル・ディアスポラ』(2012年)、監修書に『叢書 グローバル・ディアスポラ』全6巻(2009~2011年)、『移民・ディアスポラ研究』1~6(2011~2017年、以上 明石書店)などがある。
津崎 克彦(ツザキ カツヒコ tsuzaki katsuhiko)
四天王寺大学人文社会学部講師。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。専門は産業社会学、社会政策論。主な著書・論文に「フィリピン人エンターテイナーの就労はなぜ拡大したのか」五十嵐泰正編(2010)『労働再審〈2〉』大月書店、「産業社会学:歴史は繰り返す?〈働くこと〉の社会学」「国際経済論:グローバル化は人々の幸福につながるか」大関雅弘編(2017)『現代社会への多様な眼差し』晃洋書房。
タイトルヨミ
カナ:サンギョウコウゾウノヘンカトガイコクジンロウドウシャ
ローマ字:sangyoukouzounohenkatogaikokujinroudousha

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