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2018年8月30日発売

北大路書房

出版社名ヨミ:キタオオジショボウ

行動変容を促すヘルス・コミュニケーション

根拠に基づく健康情報の伝え方
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内容紹介
健康の促進が社会的に望まれ,情報が溢れている一方で,実際にそれらが実践につながっているわけではない。どうすれば見た人に理解や動機づけを与えることができるのか。恐怖感をもたらすようなタバコの箱などは,健康促進のために適切といえるのだろうか。エビデンスに基づいた資料のデザインや利便性,表現法を解説。

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日本の読者の皆さんへ

私たちの本に興味を持っていただき,誠にありがとうございます。私たちは,日々,多くのメッセージにさらされており,それらは私たちの考え方を変えさせ,活動を起こさせるように次々と攻撃を仕掛けてきます。これらのメッセージのいくらかは,私たちが健康に気を配る助けになるかもしれません。この本では,そのようなメッセージをより有効にできる行動科学の研究を要約しています。あなたにとってこの本が有用になることを願っています。

監修者を代表して
エクセター大学名誉教授,現メルボルン大学教授
チャールズ・エイブラハム
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目次
 目 次


 監訳者まえがき


 1 章 導入:効果的な教育テキストを作成するためのステップ
 
  1.1  健康教育やヘルスプロモーションのための資料は
     根拠に基づき作成されているのか?
  1.2  本書の目的
  1.3  本書を読むにあたって
  1.4  デザイン過程と本書の構造

 2 章 テキストを読みやすく設計する            

  2.1  用紙のサイズと向きの選択
  2.2  テキストの間隔
  2.3  文字サイズと書体の選択
  2.4  サイズの問題
  2.5  結 論

 3 章 理解しやすい資料を作る 
 
  3.1  「 理解」の基礎をなす認知的メカニズム
  3.2  理解しやすい資料を組み立てる
  3.3  グラフィックを理解する
  3.4  検証することがきわめて重要
  3.5  結 論

 4 章 使いやすい資料を作る  
 
  4.1  ユーザビリティ(使いやすさ)
  4.2  注意の過程:トップダウンとボトムアップ
  4.3  ユーザビリティを高めるデザイン
  4.4  ユーザビリティの基準の適用方法:例
  4.5  ユーザビリティの検証方法
  4.6  結 論

 5 章 グラフィックを効果的に使用する  

  5.1  なぜグラフィックを用いるのか?
  5.2  ステージ1:グラフィックを使う目的は何か?
  5.3  ステージ2:グラフィック・スタイルを選ぶ
  5.4  ステージ3:グラフィックとテキストを統合する
  5.5  終わりに:グラフィックが妨げになっていないかを確認する

 6 章 ヘルスプロモーション資料のために根拠に基づく内容を開発する

  6.1  根拠に基づく内容を明らかにする:
     コンドーム使用のヘルスプロモーション
  6.2  メッセージ内容の選定およびデザインのための有用モデル
  6.3  認知ターゲットにメッセージをマッチングさせる
  6.4  根拠に基づくコンドーム使用
     促進リーフレットの有効性を改善する
  6.5  結 論

 7 章 変容メカニズムを行動変容技法にマッピングする:
    文書を用いて行動変容を促す体系的アプローチ

  7.1  計画づくり,誘発調査,および変容メカニズムを
     行動変容技法にマッピングする
  7.2  介入計画の試み
  7.3  単一の理論を用いた介入デザインを超えて
  7.4  先行要因,決定因,および変容メカニズムから行動変容技法へ
  7.5  行動変容技法リストの開発と使用
  7.6  計画の評価
  7.7  結 論

 8 章 人々を脅してやらせる? 再考!   

  8.1  ヘルスプロモーション実践におけるフィア・アピール使用の現状
  8.2  フィア・アピールの人気は高い
  8.3  評価研究から導き出された根拠の質
  8.4  恐怖心を煽ることは行動変容に
     つながるのか? 懸念される根拠
  8.5  恐怖心を煽るメッセージを
     受け入れさせるために何ができるのか? 支持する結果
  8.6  フィア・アピールを理解する
  8.7  根拠に基づくフィア・アピールをデザインする
  8.8  意図と行動のギャップの橋渡しをする
  8.9  結 論

 9 章 メッセージ・フレーミング 
 
  9.1  メッセージのフレーミングとプロスペクト理論
  9.2  健康関連行動の「危険性」の理解
  9.3  「 リスク認知」の概念を再評価する
  9.4  高いセルフエフィカシーの問題
  9.5  読み手,メッセージ,フレーミングの間の「フィット」を作る
  9.6  メッセージをどのようにフレームド化するのか:結論と提案

 10 章 ヘルスプロモーション・メッセージのコンピュータ・テイラリング 

  10.1  個別にテイラー化されたメッセージの長所
  10.2  計画されたヘルスプロモーションの概要モデル
  10.3  一般的,ターゲット化,およびテイラー化されたヘルスプロモーション
  10.4  コンピュータ・テイラリングはどのように行えばよいのか?
  10.5  コンピュータ・テイラリングは有効なのか?
  10.6  なぜコンピュータ・テイラー化介入は効果的なのか?
  10.7  コンピュータ・テイラー化介入の将来
  10.8  結 論

 11 章 結論と推奨 
 
  11.1  ひと口サイズの要約
  11.2  2 章の要約:テキストを読みやすく設計する
  11.3  3 章の要約:理解しやすい資料を作る
  11.4  4 章の要約:使いやすい資料を作る
  11.5  5 章の要約:グラフィックを効果的に使用する
  11.6  6 章の要約:ヘルスプロモーション資料のために
根拠に基づく内容を開発する
  11.7  7 章の要約:変容メカニズムを行動変容技法にマッピングする―
            文書を用いて行動変容を促す体系的アプローチ
  11.8  8 章の要約:人々を脅してやらせる? 再考!
  11.9  9 章の要約:メッセージ・フレーミング
  11.10 10 章の要約:ヘルスプロモーション・メッセージの
            コンピュータ・テイラリング
  11.11 結 論

  文 献
  人名索引
  事項索引
  編集者の紹介
  分担執筆について
著者略歴
C.エイブラハム(エイブラハム シー eiburahamu shii)
M.クールズ(クールズ エム kuuruzu emu)
竹中 晃二(タケナカ コウジ takenaka kouji)
上地 広昭(ウエチ ヒロアキ uechi hiroaki)
タイトルヨミ
カナ:コウドウヘンヨウヲウナガスヘルスコミュニケーション
ローマ字:koudouhenyouounagasuherusukomyunikeeshon

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