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2018年1月23日発売

慶應義塾大学出版会

心理学が描くリスクの世界 第3版

行動的意思決定入門
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内容紹介
意思決定研究の基礎はこれで学べる!
行動経済学を生み、医療や科学技術のリスコミにも欠かせないリスクと意思決定の基礎知識が満載!
好評入門書の第3版!

▼学界で好評を得た「行動的意思決定」の入門書を10年ぶりに改版!

「意思決定とリスク」に関わる概念・理論についての心理学的知見の蓄積と最新の動向をいち早く紹介した入門書の第3版。行動経済学やリスクコミュニケーションが注目される今、「経済からのアプローチ」をはじめ、「知覚からのアプローチ」「感情・直観からのアプローチ」といった章を新たに立て、構成を大幅に刷新。心理学の知識がなくても読みやすく、幅広い読者におすすめできる1冊。教科書にも最適。
目次
はじめに
改訂版によせて
第3版刊行にあたって


第Ⅰ章 意思決定、不確実性と心理学
 Ⅰ―1 意思決定とは
 Ⅰ―2 ギャンブルと不確実性
 Ⅰ―3 事故・災害、環境問題のリスク
 Ⅰ―4 医療意思決定、その他領域での展開
 Ⅰ―5 集団での行動、意思決定と生産性
 Ⅰ―6 リスクと不確実性、曖昧性
 Ⅰ―7 曖昧さは嫌われる?
 
第Ⅱ章 認知からのアプローチ
 Ⅱ―1 不確実性下での意思決定と期待効用
 Ⅱ―2 経済学における意思決定(1)効用逓減と期待効用理論
 Ⅱ―3 経済学における意思決定(2)期待効用理論の侵犯
 Ⅱ―4 代表性ヒューリスティック(1)
 Ⅱ―5 代表性ヒューリスティック(2)基準比率の無視
 Ⅱ―6 利用可能性ヒューリスティック
 Ⅱ―7 係留と調整ヒューリスティック
 Ⅱ―8 感情ヒューリスティック、適応的ヒューリスティック
 Ⅱ―9 枠組み効果
 Ⅱ―10 プロスペクト理論
 Ⅱ―11 意思決定と二重過程モデル
 Ⅱ―12 ヒューリスティックス&バイアス研究への批判
 Ⅱ―13 その他の認知的意思決定理論
 
第Ⅲ章 知覚からのアプローチ
 Ⅲ―1 ランダムネスの知覚と生成
 Ⅲ―2 共変関係の知覚
 Ⅲ―3 錯誤相関
 Ⅲ―4 原因帰属理論
 Ⅲ―5 制御幻想
 Ⅲ―6 抑うつのリアリズム
 Ⅲ―7 自信過剰

第Ⅳ章 感情・直観からのアプローチ
 Ⅳ―1 感情が判断や意思決定に与える影響
 Ⅳ―2 ストレスと意思決定
 Ⅳ―3 決定後の心理:認知的不協和の低減
 Ⅳ―4 単純接触効果
 Ⅳ―5 選択と理由
 Ⅳ―6 後悔
 Ⅳ―7 予測と経験
 
第Ⅴ章 行動からのアプローチ
 Ⅴ―1 動物の選択行動
 Ⅴ―2 迷信行動とギャンブル行動
 Ⅴ―3 動物行動研究から見た遅延割引
 Ⅴ―4 自己制御(セルフコントロール)と衝動性
 Ⅴ―5 ヒトの価値割引研究への展開
 Ⅴ―6 選択行動研究とマッチングの法則
 Ⅴ―7 行動生態学

第Ⅵ章 社会からのアプローチ
 Ⅵ―1 集団の影響
 Ⅵ―2 集団の問題解決
 Ⅵ―3 集団の意思決定と合議(1)
 Ⅵ―4 集団の意思決定と合議(2)
 Ⅵ―5 集団の意思決定と合議(3)集合知
 Ⅵ―6 リスク心理研究(1)
 Ⅵ―7 リスク心理研究(2)リスクコミュニケーション
 Ⅵ―8 科学情報のコミュニケーション
 Ⅵ―9 リスクリテラシー
 
第Ⅶ章 経済からのアプローチ
 Ⅶ―1 行動経済学(1)需要供給分析
 Ⅶ―2 行動経済学(2)無差別曲線分析
 Ⅶ―3 心の会計とサンクコスト効果
 Ⅶ―4 保有効果と現状維持バイアス
 Ⅶ―5 行動ファイナンス
 Ⅶ―6 神経経済学


引用文献一覧
索引


BOX 目次 (  )内は執筆者

1 Blue seven 現象(坂上)
2 選択肢は多いほどよいか?(山田)
3 平均への回帰(増田)
4 様々な合理性の見解(広田)
5 マーフィーの法則を科学する(増田)
6 好物は後で? 上昇選好(井垣)
7 終わり良ければすべてよし? ピーク・エンドの法則(井垣)
8 競合分割効果(広田)
9 時間と意思決定(広田)
10 飛行爆弾は狙って打ち込まれたか?(増田)
11 読みやすい名前は好かれる?(森)
12 最高を求めると不幸になる?(森)
13 誠意のコスト(森)
14 自己制御の技術(坂上)
15 動物も不公平を嫌う?(石井)
16 ただ乗り問題と共有地の悲劇 社会的ジレンマ(広田)
17 1円はどこへ消えた?(広田)
18 「直観」が全てを知っている?! 現実場面での意思決定(三田地)
19 デフォルト(山田)
20 貨幣錯覚(井垣)
21 ソマティックマーカー仮説(石井)
著者略歴
広田 すみれ(ヒロタ スミレ)
広田 すみれ 1984年慶應義塾大学文学部卒。1993年慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(社会学)。現在、東京都市大学メディア情報学部教授。専攻は、社会心理学、意思決定論。 主要業績に、「事故・災害生起確率の集団・時間表現によるリスク認知の違い」(社会心理学研究,2015,30)、『読む統計学 使う統計学』[第2版]慶應義塾大学出版会(2013)、共訳『確率の出現』慶應義塾大学出版会(2013)、共著『リスクの社会心理学』有斐閣(2012)、共著『地震リスク評価とリスクコミュニケーション』日本建築学会(2011)、共著『朝倉心理学講座 意思決定と経済の心理学』朝倉書店(2009)など。
増田 真也(マスダ シンヤ)
増田 真也 1990年慶應義塾大学文学部卒。1995年慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(心理学)。現在、慶應義塾大学看護医療学部准教授。専攻は、社会心理学、健康心理学。 主要業績に、共著「Respondents with low motivation tend to choose middle category: Survey questions on happiness in Japan」(<i>Behaiviormetrica</i>, 2017, <i>44</i> )、共著「回答指示の非遵守と反応バイアスの関連」(心理学研究, 2016,<i>87</i> )、共著「調査の回答における中間選択―原因、影響とその対策―」(心理学評論,2014,<i>57</i> )など。
坂上 貴之(サカガミ タカユキ)
坂上 貴之 1976年慶應義塾大学文学部卒。1984年慶應義塾大学大学院社会学研究科心理学専攻後期博士課程単位取得退学。文学博士。現在、慶應義塾大学文学部教授。専攻は、実験心理学(学習心理学・行動分析学)。 主要業績に、共著『ゲームの面白さとは何だろうか』慶應義塾大学三田哲学会(2017)、共著『セルフ・コントロールの心理学―自己制御の基礎と教育・医療・矯正への応用―』北大路書房(2017)、共著『パフォーマンスがわかる12の理論』金剛出版(2017)、共著『食行動の科学―「食べる」を読み解く―』朝倉書店(2017)、『誠信心理学事典(新版)』誠信書房(2014)、『行動生物学辞典』東京化学同人(2013)など。

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