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2018年1月23日発売

慶應義塾大学出版会

銀河の中心に潜むもの

ブラックホールと重力波の謎にいどむ
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内容紹介
▼銀河の中心に巨大なブラックホール?

――天文学者が答えます!
・「銀河中心」に惹かれる理由とは?
・ブラックホールの「謎」って何?
・重力波の「謎」って何?
・その謎はどうやって解明するの?
・学者は日々何を考えて生きているの?

▼ブラックホール研究で注目を集める著者初の単著。
▼本編の理解を深めるために、基礎の基礎を解説した「本書の楽しみ方」を特別に掲載。

宇宙年齢138億年、銀河系年齢132億年、地球年齢46億年――
銀河はどうなっているのか、どうして遠い宇宙のことがわかるのかをわかりやすく解説。
著者の視線で日々の研究の進展と学者としての解釈を織り込みながら、銀河研究の最先端を紹介していく。

 本書のテーマである銀河中心超巨大ブラックホールについては、存在が認識されてからまだ50年ほどしか経過していない。それらの起源については、まあいろいろ言われてきてはいたが、今ようやく大筋が見えてきたようである。ブラックホールには大中小あり、どうやら合体成長していくのだ。こうしている今このときも、続々と新しい観測事実が明らかになってきており、筆者はそれが楽しくて仕方がない。この楽しさは純粋に知的好奇心から生じるものであり、本書を通じてそれを少しでも読者の皆さんに共有していただけたならば幸甚に思う。
(「あとがき」より)
目次
まえがき

本書の楽しみ方

<b>第1章 天の川の濃いところ</b>
 1.1 銀河系
 1.2 宇宙電波
 1.3 銀河系中心

<b>第2章 超巨大ブラックホール</b>
 2.1 活動銀河核
 2.2 降着円盤
 2.3 低光度活動銀河核
 2.4 質量供給過程

<b>第3章 G2雲近点通過事案</b>
 3.1 事の発端
 3.2 われわれのプロジェクト
 3.3 事の経過
 3.4 事の顛末

<b>第4章 そもそもブラックホールは光るのか?</b>
 4.1 黒い穴
 4.2 大局的な降着過程
 4.3 放射非効率降着流

<b>第5章 ブラックホールの成長</b>
 5.1 恒星質量ブラックホール
 5.2 超巨大ブラックホールの起源
 5.3 中質量ブラックホール

<b>第6章 重力波の検出</b>
 6.1 晴天の霹靂
 6.2 重力波とは
 6.3 検出の意義

<b>第7章 星間分子雲</b>
 7.1 星間物質の諸相
 7.2 星間物質の循環
 7.3 銀河系中心分子層

<b>第8章 野良ブラックホール</b>
 8.1 特異分子雲 CO-0.40-0.22
 8.2 中質量ブラックホール?
 8.3 野良ブラックホール
 8.4 今後の展望


あとがき

参考文献

索  引
著者略歴
岡 朋治(オカ トモハル)
岡 朋治 慶應義塾大学理工学部物理学科教授。 1968年福岡県田川市出身。東京大学理学部天文学科卒。東京大学大学院理学系研究科天文学専攻博士課程修了。理化学研究所基礎科学特別研究員、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻助手、慶應義塾大学理工学部物理学科准教授を経て、2015年度より現職。 2010年市民講座「電波で見た宇宙の姿」、2016年公開講座「銀河系の辺縁から中心を見る」(いずれも慶應義塾大学)で講演。2016年NHK「サイエンスゼロ」に出演。

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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