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2018年7月13日発売

慶應義塾大学出版会

出版社名ヨミ:ケイオウギジュクダイガクシュッパンカイ

万葉の史的世界

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内容紹介
『萬葉集』を木簡や正倉院文書とともに読む
万葉歌が詠まれた時代と場所をさまざまな資料から復元。
文芸世界と生活世界との乖離を、仮名表記の差異と変容から読み解く。
目次
 例言
 はじめに――本書の構成と概要

第一部 万葉の史的世界
 第一章 万葉びとと時刻――奈良時代時刻制度の諸相
 第二章 神功皇后の周辺――オキナガの原義と酒楽歌について
 第三章 佐保の川畔の邸宅と苑池
 第四章 長屋王家の色彩誌――万葉歌、長屋王家木簡に見える色彩語に
     ついて
  付 地方画師に関する一考察
 第五章 忘れ草と中国古典
 第六章 万葉の時代の日本と渤海
  付 古代日本の「蝦夷」の表記について
  ――富山市栃谷南遺跡出土ヘラ書き土器「恵□」について

第二部 万葉の時代の人物誌
 第一章 大津皇子とその周辺
 第二章 藤原不比等――その前半生について
 第三章 玄昉――入唐留学僧の栄光と挫折
  付 唐僧善意願文にみえる「粉身碎骨」の語について

第三部 古代越中の諸相
 第一章 「傳厨」考――富山県高岡市美野下遺跡出土墨書土器について
 第二章 気多大神宮寺木簡と「難波津の歌」木簡
 ――高岡市東木津遺跡出土木簡について
  付 東木津遺跡出土「助郡」墨書土器について
 第三章 古代越中(越中・能登)地名雑考
 第四章 「荊波の里」についての覚書
――地図に描かれた道と表示記載の書字方向についての試論
 第五章 越中の大伴家持
  付 天武・持統治世の雨乞いについて

第四部 書評
 一、 市大樹著『飛鳥藤原木簡の研究』
 二、 稲岡耕二著『山上憶良』
 三、 木本秀樹著『越中古代社会の研究』
 
 あとがき
 挿図出典一覧
 索引(主要事項、人名(氏族)、研究者)
著者略歴
川﨑 晃(カワサキ アキラ kawasaki akira)
元高岡市万葉歴史館学芸課長。 1947年生まれ。1969年慶應義塾大学文学部卒業、1975年学習院大学大学院人文科学研究科修士課程修了。日本古代史専攻。 NHK学園高校普通科社会科・専攻科教諭を経て、高岡市万葉歴史館主任研究員、学芸課長、2009年3月退職。富山大学、慶應義塾大学、早稲田大学、中央大学など非常勤講師。 主な著書に、『古代学論究――古代日本の漢字文化と仏教』(慶應義塾大学出版会、2012年)、共著に、田辺征夫編『遺跡の語る古代史』(東京堂出版、1996年)、高岡市万葉歴史館論集1~13(笠間書院)などがある。
タイトルヨミ
カナ:マンヨウノシテキセカイ
ローマ字:manyounoshitekisekai

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