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2018年4月9日発売

仮説社

出版社名ヨミ:カセツシャ

きみは宇宙線を見たか

霧箱で宇宙線を見よう
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内容紹介
 2015 年に東京大学宇宙線研究所長の梶田隆章さんがノーベル物理学賞を受賞しました。受賞理由は,〈宇宙線の一つであるニュートリノというものが質量を持っているという証拠を明らかにした〉ことだそうです。
 〈宇宙線〉って,何なの? どこにあるの? 目に見えるの? ――本書は,そんな疑問を解き明かすだけでなく,原子よりも小さいという宇宙線をこの目で見てしまおうという本です。中学生でも読める内容になっています。
 宇宙線は,宇宙空間をものすごいスピードで飛び交っている小さい粒のことです。じつは私たちのまわりにも「宇宙線」が飛び交っているのです。といっても,目でも見えませんし,顕微鏡でも見えません。
 でも,「霧箱(きりばこ)」という装置を作ると,宇宙線が飛んだ跡を見ることができるのです。霧箱で宇宙線を見ながら,遠い宇宙から地球まで飛んでくる宇宙線の謎に,あなたもせまってみませんか。
 黒画用紙やアルミホイル,ラップ,アルコール,ドライアイスなどで,霧箱が作れます。
思ったよりもずっとたくさん宇宙線は飛び交っています。
目次
 はじめに  3
宇宙線はどこからやってくる?  8
宇宙線の粒はすごく小さい  10
 〔質問1〕宇宙線の粒の大きさは?  12
宇宙線は原子より小さい粒――原子は、原子より小さい粒でできている  14
宇宙線の粒は、原子の部品  16
 〔質問2〕原子はいつできた?  18
原子は星の内部や、爆発によってつくられて種類が増えた  20
 〔質問3〕いまの宇宙に存在する原子でもっとも多いのは?  24
宇宙の原子のほとんどは、水素とヘリウム  26
見えない宇宙線を見るには  28
霧箱で宇宙線が見える  30
放射線の発見  32
宇宙線と、宇宙線は放射線であることの発見  37
霧箱の発明  37
宇宙線は霧箱につぎつぎに飛び込んでくる  39
宇宙線には、はるか遠くの宇宙の情報がいっぱい詰まっている  44

霧箱とその作り方
 宇宙線、放射線を見る道具「霧箱」  46
 霧箱とそのしくみ  47
 「クリアファイルで作る簡易型霧箱」の作り方  50

 おすすめの本/参考文献/ウェブサイト  57
 写真等出典  61  
 あとがき  62
著者略歴
山本海行(ヤマモト ミユキ yamamoto miyuki)
やまもとみゆき。 静岡県磐田市生まれ。静岡県浜松市在住。 1985年、静岡大学教育学部卒業。 公立高校教諭。 仮説実験授業研究会会員、日本気象予報士会(CAMJ)会員
小林 眞理子(コバヤシ マリコ kobayashi mariko)
こばやしまりこ。 神奈川県横浜市生まれ。 1974年、明治大学農学部農学科卒業。 製薬会社勤務を経て、主に埼玉、東京、神奈川の中学校で理科を教えてきた。 仮説実験授業研究会会員、NPO埼玉たのしい科学ネットワークメンバー、物理教育研究会(APEJ)会員。 著書 『煮干しの解剖教室』『シミュレーション版《もしも原子が見えたなら》』(CD-ROM編集・共著)(どちらも仮説社)
タイトルヨミ
カナ:キミハウチュウセンヲミタカ
ローマ字:kimihauchuusenomitaka

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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