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2017年12月6日発売

彩流社

出版社名ヨミ:サイリュウシャ

都会の自然の話を聴く

玉川上水のタヌキと動植物のつながり
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内容紹介
津田塾大学にはタヌキが住んでいる!

都市の身近な自然を観察する楽しみと意義。

玉川上水は東京・多摩の羽村から杉並にいたる
30kmの細長い緑の帯。
そこには樹木が生えているだけではなく、
野草や低木もあり、それに支えられて
昆虫や鳥や哺乳類がいる世界がある。

玉川上水の自然を調べようと生態学者が地元市民と
観察会を続けてわかったことは……

ありふれた動植物を自分の目でじっくり観察すれば
新しい事実がたくさん見つかること、
貴重だから守るのではなく、ふつうの動植物に目を向け、
愛し、守っていくということだった。

本書は日本各地で自然観察を進める人々にも役立ちます!
グレートジャーニーの関野吉晴さんも観察会メンバーです♪
目次
高槻先生と玉川上水を歩いて――関野吉晴

第1章 ことの始まり

第2章 玉川上水とは

第3章 観察会の記録 - 春から初夏

コナラの新芽が芽吹き、スミレやアマナが
咲き始める。
花を訪れる昆虫を調べることを通じて
生き物のつながりを調べる、など。

第4章 観察会の記録 - 真夏から冬

群落調査や果実の観察を通じて生態学調査の
手ほどきを体験する。
子供を連れてタヌキのタメフンを調べる、など。

第5章  タヌキ調べ

津田塾大学にタヌキがいることをつきとめ、
タメフンをみつけて食べ物を調べたり、
プラスチックマーカーでタヌキの動く範囲を
推定する、など。

第6章 糞虫調べ

玉川上水だけでなく周りの公園などにも
糞虫がいることをつきとめる。

第7章 植物調べ

玉川上水を横切る群落調査や訪花昆虫、
果実の計測など。
BBC(イギリス放送協会)の取材など。

第8章 生きものを調べて考えたこと

観察を通じて玉川上水の価値や、
都市民が生き物にどう向き合うか、
動物に対する偏見は動物の側に立つことに由来する
といった思索を紹介する。
そして玉川上水や都市の自然のあるべき姿を模索する。
著者略歴
高槻 成紀(タカツキ セイキ takatsuki seiki)
たかつき・せいき 1949年鳥取県生まれ。 東北大学大学院理学研究科修了、理学博士。 東京大学、麻布大学教授を歴任。 現在は麻布大学いのちの博物館上席学芸員。 専攻は野生動物保全生態学。 ニホンジカの生態学研究を長く続け、 シカと植物群落の関係を解明してきた。 最近では里山の動物、都市緑地の動物なども調べている。 主著『野生動物と共存できるか』『動物を守りたい君へ』 (岩波ジュニア新書)、 『タヌキ学入門:かちかち山から3.11まで』(誠文堂新光社)、 『となりの野生動物』(ベレ出版)、 『唱歌「ふるさと」の生態学~ウサギはなぜいなくなったのか?』 (山と渓谷社)、『シカの生態誌』(東京大学出版会)他多数。
タイトルヨミ
カナ:トカイノシゼンノハナシヲキク
ローマ字:tokainoshizennohanashiokiku

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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