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2017年11月27日発売

彩流社

スタインベックの物語世界

生と死と再生と
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内容紹介
スタインベック没後50年(2018年)記念出版。 20世紀アメリカ文学を代表するノーベル賞作家、 ジョン・スタインベック(1902-68)。 「人種問題」、「核の問題」、「環境問題」、 「貧富の格差問題」、「人権の問題」、 「生と死と愛の問題」等々、 今日的課題を真摯に受け止め、 20世紀アメリカに大きな痕跡を残した。 スタインベックが、個人的な経験、社会的・歴史的事件 (世界大恐慌、二つの世界大戦、冷戦体制、公民権運動、 環境破壊など)、さらに時代思潮などを、 どのように自己の物語世界のなかに織り込んだかを考察し、 人間観の特質と変遷を検証、その普遍的価値を再評価する。 第1作『黄金の杯』(1929)から各代表作、 旅行記『チャーリーとの旅』(1962)、 そして最後の作品『アメリカとアメリカ人』(1966)まで取り上げ、 スタインベック文学の特質に迫る。 ウォルト・ホイットマン、ヘンリー・D・ソローとの比較考察、 国際ペン東京大会(1957)に出席するため、 来日したときの貴重なエピソードも紹介する。
目次
序論 スタインベック文学の特質 第1章 処女作『黄金の杯』 ──スタインベック文学の萌芽 第2章 『知られざる神に』 ──「日常の世界」から「神話の世界」へ 第3章 『トーティーヤ・フラット』 ──アーサー王伝説のテーマとパラドックス 第4章 スタインベックの人間像 ──個人と集団の二重性 第5章 『はつかねずみと人間』 ──自然主義文学的特質と社会的弱者への眼差し 第6章 『怒りのぶどう』の物語世界 ──ホイットマン「私自身の歌」との比較考察 第7章 『キャナリー・ロウ』 ──「道」の世界を探る 第8章 スタインベックの「潮だまり」とソローの「湖」 ──宇宙像を育む場 第9章 『爛々と燃える』〈劇小説〉 ──殺す側の態度 第10章 『エデンの東』のパラドクシカルな物語世界 ──解放の哲学とピューリタニズムの残照 第11章 『チャーリーとの旅』と『アメリカとアメリカ人』 ──スタインベックのアメリカ観 第12章 国際ペン東京大会と「ノーベル文学賞受賞演説」
著者略歴
上 優二(カミ ユウジ)
かみ・ゆうじ 元創価大学文学部人間学科教授。アメリカ文学専攻。 【著書】『スタインベックを読みなおす』 (共著、開文社出版、2001年)、 『スタインベック──生誕100年記念論文集』 (共著、大阪教育図書、2004年)、 『楽しく読むアメリカ文学 ──中山喜代市教授古希記念論文集』 (共著、大阪教育図書、2005年)、 John Steinbeck and His Contemporaries (共著、Scarecrow Press、2007年)、 East of Eden: New and Recent Essays (共著、Rodopi Press、2013年)ほか 【訳書】『スタインベック全集 第16巻 チャーリーとの旅・アメリカとアメリカ人』 (共訳、大阪教育図書、1998年)。

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