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7月24日発売予定

彩流社

漱石と英文学 Ⅱ(仮)

『吾輩は猫である』および『文学論』を中心に
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内容紹介
研究史上の“些事”にこだわり、
一対一に見える源泉に含まれる
“見えざる接点”の深層を可視化する試み。

漱石に関する比較文学研究で大きな足跡を
残す著者、晩年の論文集成。
再び新風景が!
目次
主な目次

第一章 自己流〈比較文学〉と漱石研究

1 私の〈比較文学〉入門から海外における
             「方法論」論争まで
2 「事実主義」の重要性
  ──島田 厚「漱石の思想」の一節を例として
3 『文学論』における「暗示」

第二章 食材としての孔雀──漱石における想像力の一面

1 迷亭の「年始状」
2 「孔雀の舌」の周辺
3 「孔雀の料理史」
4 「羅馬人」の「秘法」── 「入浴」「嘔吐」について
6 フラミンゴの舌と孔雀の舌
7 『猫』と『漾虚集』とを繋ぐもの
   ──テニソン、モンタージュ的手法、借用と改変 ほか

第三章 『吾輩は猫である』とその周辺

1 『吾輩は猫である』と「カーテル、ムル」
2 漱石とホフマンとの接点
3 『猫』と『ムル』との接点としてのブランデス
6 「吾輩」と “we”
7 “regal we” とシェイクスピアの歴史劇と
11『猫』におけるウィリアム・ジェイムズ (1~3)ほか

第四章 『猫』における「自殺」と「結婚の不可能」
     ──G・ブランデスを手掛かりとして

1 「寒天」的半透明感から自殺談義へ
2 「自殺を主張する哲学者」
4 『オーベルマン』と「文学における自殺の病的な流行」
5 「自殺」と「解放」
6 「個性の発達」と「結婚の不可能」
9 『デルフィーヌ』とスタール夫人の「非結婚論」
10 「吾輩」の水死と「不対法」の終焉  ほか

第五章  漱石とレズリー・スティーヴン
        ── Hours in a Library を中心に

2 漱石のデフォー論とスティーヴン──漱石の記憶違い
3 漱石のポープ論とスティーヴン
──姿を見せないスティーヴン
4 『吾輩は猫である』におけるスティーヴン  ほか

第六章 『ハイドリオタフヒア』とその周辺

1 三四郎と『ハイドリオタフヒア』との出会い
2 「寂寞の罌粟花を散らすや……」の出典
── 研究史概観
4 テーヌ『英文学史』と漱石
6 視覚化された「メメント・モリ」
── ホルバインと『ハムレット』
7 『三四郎』における「死」への眼差し  ほか

第七章 『文学論』本文の検討

2 「文学的内容の形式」と「文学的内容の基本成分」と
3 「(文学的内容の)形式」とは何か
── “form”と“formula”
4 漱石自身が“Form”を用いた可能性
6 『文学論』冒頭の命題と漱石の不満
7 「(F + f )」、ジェイムズ、およびフェヒナー
8 『文学論』における数式へのこだわり
9 「Lives of Saints」とは何か ほか



主要参考文献

あとがき

索引
著者略歴
塚本 利明(ツカモト トシアキ)
つかもと としあき 1930年、東京に生れる。 現在 専修大学名誉教授 日本比較文学会評議員。 著書に 『比較文学研究 夏目漱石』(朝日出版社、1978年)、 『増補版 漱石と英国  留学体験と創作との間』 (彩流社、1999年)、 『漱石と英文学 「漾虚集」の比較文学的研究』 (彩流社、1999年、改訂増補版:2003年)があり、 訳書に 『哲学的素描  叢書・ウニベルシタス』 (スザンヌ K・ランガー著、塚本利明・星野徹 訳、 法政大学出版局、1974年)、 『人間の破壊性  りぶらりあ選書』 (アンソニー・チャールズ・ストー著、塚本利明 訳、 法政大学出版局、1979年)、 『迷信の心理学』(グスタフ・ヤホダ著、塚本利明・ 秋山庵然 訳、法政大学出版局、1979年)、 『文明の試練―フロイト,マルクス,レヴィ=ストロース とユダヤ人の近代との闘争  叢書・ウニベルシタス』 (ジョン・マレー・カディヒィ著、塚本利明 ほか訳、 法政大学出版局、1987年)、 『夢の事典―“夢”の世界を探検するために』 (ジェイムズ・R. ルイス著、塚本利明 監訳、 久泉伸世・金里美・鈴木英夫 訳、彩流社、2005年)、 『汚穢と禁忌  ちくま学芸文庫』(メアリ・ダグラス著、 塚本利明 訳、筑摩書房、2009年)などがある。

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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