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8月25日発売予定

彩流社

「慰安婦問題」という屈辱(仮)

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内容紹介
慰安婦の身体は男性のモノであった。 慰安婦との性交は、 男性たちによって、軍隊の通過儀礼として、武勇伝として、 ノスタルジーの対象として語られてきたのではないか。 「問題」は慰安婦にあるのではない。 にもかかわらず、「問題」化されることによって、 身体を蹂躙された慰安婦に責任があるかのような印象を与え、 「問題」の原因が彼女らにあるかのような 錯覚と欲望に囚われている人びとがいる。 「慰安婦問題」として語られることによって生じてきた彼女らへの 侮蔑や美化、「問題」の始まりから現在に至るまでの経緯を、 女性で初めて石橋湛山賞を受賞した学者が 独自の視点と聞き取り、テクストのユニークな分析、 女性研究者としての30年余の体験を通してあらわにする。
目次
はじめに 「慰安婦問題」という侮辱  問題提起への批判/問題の重要性/提案/解決性 第一章 「慰安婦問題」ではない  慰安所設置の背景/慰安所での労働/慰安婦の出身地/ 慰安所の分布/世界各国の慰安婦制度 第二章 「慰安婦問題」の起源と重要性  「吉田証言」/国内における「慰安婦問題」論争の欺瞞/ 海外における「慰安婦問題」の起源/教育と「慰安婦問題」 歴史の否定はなぜ起きたのか 第三章 保守派の反攻としての「慰安婦問題」  保守系グループの活動/「新しい歴史教科書をつくる会」登場/ 上野千鶴子への反論/オーラル・ヒストリーの政治的問題性/ 保守派の広報活動 第四章 「日本の名誉」「国益」と朝日新聞問題  アメリカでの、中韓ロビーの活動/アメリカ下院決議採択/ 慰安婦のメモリアルをめぐって/在外邦人の反発及び活動/ 朝日新聞「吉田証言」誤報訂正 おわりに 「慰安婦問題」への提案と解決性について
著者略歴
小菅 信子(コスゲ ノブコ)
こすげ・のぶこ 1960年東京都生まれ。山梨学院大学法学部政治行政学科教授。 専門は近現代史、国際関係論、平和研究。 上智大学文学部史学科卒業、同大学院文学研究科史学専攻博士課程終了。 ケンブリッジ大学国際研究センター客員研究員を経て現職。 戦争と人道、戦後・植民地支配後の平和構築と和解を巡る問題に取り組む。 主著:『放射能とナショナリズム』(彩流社)、 『戦後和解―日本は〈過去〉から解き放たれるのか』(中公新書、 石橋湛山賞受賞)、『14歳からの靖国問題』(ちくまプリマー新書)、 『ポピーと桜―日英和解を紡ぎなおす』(岩波書店)ほか。 共著:『戦争と和解の日英関係史』(法政大学出版局)、 『東京裁判とその後―ある平和家の回想』(中公文庫)、 『歴史和解と泰緬鉄道 英国人捕虜が描いた収容所の真実』(朝日選書) ほか。 2015年夏迄に、『原典で読む20世紀の平和思想 岩波現代全書』 (編著、岩波書店)、『歴史問題ハンドブック』(共著、岩波書店)を 刊行予定。

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