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定価:2,970円(2,700円+税)
判型:四六
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内容紹介
◆第一句集
箱庭に加へて富士の名ひとつ
富士山で拾って来た石か。その小石を富士に見立てて、箱庭に加えたのだろう。
いずれも物を見る角度が個性的で発見があり、俳句は詩であることが示されている。
(帯より・鷹羽狩行)
◆梅田ひろし抄出
梅探る古墳の奥にまた古墳
声で身を奮ひ立たせて揚雲雀
藤房を揺らして重くなりし風
咲き盛るものを閉ぢ込め花氷
覇者敗者汗の手しかと握りあふ
緑蔭に展げ新居の設計図
いわし雲母なき里の遠くなり
落日を背負ひて帰る花野かな
歪むもの一本もなし崖氷柱
太梁のやうな一の字筆始
箱庭に加へて富士の名ひとつ
富士山で拾って来た石か。その小石を富士に見立てて、箱庭に加えたのだろう。
いずれも物を見る角度が個性的で発見があり、俳句は詩であることが示されている。
(帯より・鷹羽狩行)
◆梅田ひろし抄出
梅探る古墳の奥にまた古墳
声で身を奮ひ立たせて揚雲雀
藤房を揺らして重くなりし風
咲き盛るものを閉ぢ込め花氷
覇者敗者汗の手しかと握りあふ
緑蔭に展げ新居の設計図
いわし雲母なき里の遠くなり
落日を背負ひて帰る花野かな
歪むもの一本もなし崖氷柱
太梁のやうな一の字筆始
目次
序句・鷹羽狩行
鑑賞七句・鷹羽狩行
初つばめ 平成十五年~平成十八年 9
覇者敗者 平成十九年~平成二十一年 35
盆の月 平成二十二年~平成二十三年 61
藪柑子 平成二十四年~平成二十五年 91
初座敷 平成二十六年~平成二十七年 123
日永 平成二十八年~平成二十九年 159
跋・梅田ひろし
あとがき
鑑賞七句・鷹羽狩行
初つばめ 平成十五年~平成十八年 9
覇者敗者 平成十九年~平成二十一年 35
盆の月 平成二十二年~平成二十三年 61
藪柑子 平成二十四年~平成二十五年 91
初座敷 平成二十六年~平成二十七年 123
日永 平成二十八年~平成二十九年 159
跋・梅田ひろし
あとがき
著者略歴
高橋裕子( )
昭和18年 埼玉県生まれ
昭和41年 埼玉大学教育学部卒業
平成15年 「狩」入会
平成22年 「狩」同人
俳人協会会員
タイトルヨミ
カナ:
ローマ字:
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