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内容紹介
◆第一句集 壇上の五歩踏みしめて卒業す 人生の前半の最大の山場を俳句と共に乗り切って来た、その俳句の力が、今後も最大限に生かされることと信じている。 (序より・鍵和田秞子) ◆自選十五句 みづからの定めし白に辛夷咲く 余震たびたび春ショールごと子を抱く 沙羅の花病む人へ風入れ替ふる 凍蝶の骨あるやうにとどまれる 口紅を拭ひ聖夜の管楽器 小寒の薬指もて死化粧 冬桜ほんのり紅き母の骨 立春大吉大地の色に髪染めて 桜蕊降れば唇人を欲る 鰭のごとなびく自由のアロハシャツ 色変へぬ松や主婦にもある同志 今日よりは臨月に入る良夜かな 乳房持つ幸せ春の土偶かな 栗を煮る午前二時より魔女となり 咲くごとく入学の日の点呼かな
目次
序・鍵和田秞子 第一章 肥後椿    ―熊本 9 第二章 母の骨    ―帰京 41 第三章 大地の色    ―近詠 105 第四章 卒業    ―家族の物語 159 あとがき
著者略歴
寺澤佐和子(テラサワサワコ)
昭和43年 東京生まれ。 平成10年 熊本で俳句を始める。首藤基澄に師事。 平成13年 「未来図」入会。鍵和田秞子に師事。 平成20年 未来図新人賞受賞。 現在   「未来図」同人。俳人協会会員。

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