近刊検索 デルタ
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内容紹介
◆第一句集
海芋俳句の特徴とは何か。まず、生命そのものと向き合い、捉えようとしている句があることだ。

シロナガスクヂラの浮上轟ける

この句において、鯨と作者とが一体になっているのを感じる。鯨が海芋なのである。鯨を詠むことで、生きているということの手応えを、生きているということの歓びを、たしかに書きとめていると思うのだ。
(序より・小澤實)

◆自選十句
パンチングボール叩けば戻る夏が来た
シロナガスクヂラの浮上轟ける
蛍羽化蛹をひかりはなれける
尾根に佇つわれに夏雲ちぎれ来ぬ
潜望鏡上げよさくらの夜なれば
脱ぎ捨ての水着表も裏も砂
方位磁針ぺかぺか揺れぬ枯野指し
宇宙ごみ宇宙をただよへる寒さ
ヘッドロックかけられ君の汗にほふ
コスモスの叢SLの終点は
目次
序     5
パンチングボール      23
聖樹     43
ゴムタイヤ    61
センパイ      79
脱ぎ捨て      101
河童      123
何か云へよ      145
並走     163
ヘッドロック     179

あとがき     196

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