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9月29日発売予定

思文閣出版

動員のメディアミックス

〈創作する大衆〉の戦時下・戦後

大塚英志/編集

978-4-7842-1897-4

本体価格:4,800円+税

判型:

openbd

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内容紹介
現代の日本まんが・アニメーションにおけるマーケティング技法として注目されるメディアミックスを、とくに戦時下日本における「動員」の技術として捉え直すことで、メディア、プロパガンダ研究史の更新を試みる論集。
 まんが・アニメーション・映画・模型といったメディア内、およびメディア間の相互関係のみならず、多様な分野に成立した〈創作する大衆〉の「書く」「つくる」という行為や書式が、いかにして「動員」されていったのか。その諸相を描き出す。また、一次資料として、日本映画史研究の第一人者・牧野守氏による三木茂(1905~78 記録映画監督)インタビューを収録する。
目次
まえがき(大塚英志)

メディアミックスによる動員―総動員と妖怪ウォッチ事変(マーク・スタインバーグ Marc Steinberg 雑賀忠宏 訳)
戦時下のメディアミックス―『翼賛一家』と隣組(大塚英志)

Ⅰ 戦時下のメディアミックス
東宝スペクタクル映画『孫悟空』に見る戦時色―孫悟空がなぜ歌い踊り出したのか(秦剛)
日本アニメーションのもうひとつの源流―一九二〇~四〇年代前半における教育アニメーション(佐野明子)
〈漫画的イメージ〉の拡散―「漫画」と「広告」の邂逅をめぐって(鈴木麻記)
戦時下の兵器模型と空想兵器図解―戦後ミリタリーモデルの二つの起源(松井広志)
選挙粛正運動における視覚メディア―権利から義務への煽動戦略(室井康成)

Ⅱ 創作する大衆と動員のリテラシー
動員される映画観客のリテラシー―戦前・戦時下における映画を〈読む文化〉〈書く文化〉
(近藤和都)
戦時下におけるアマチュア映画文化(板倉史明)
いくつかの〈こども風土記〉―宝塚・大東亜・北白川(菊池暁)
昭和十三年の高等女学校制服調査にみる戦時下と制服(嵯峨景子)                  
自身の領分―「橋浦時雄日記」にみる戦時下の交流圏(鶴見太郎)

Ⅲ 動員の諸相
トランスナショナルな映画史の可能性―総力戦とジェンダー規範(堀ひかり)
教育イストリエタの歴史の描き方―一九五〇~七〇年代にけるメキシコ文化マーケットを中心に(アルバロ・ダビド・エルナンデス・エルナンデス Alvaro David Hernandez HERNANDEZ)
ある海軍技師の光学技術と戦後メディア―カメラ・幻灯・テレビ(内田力)
フェアプレイと混沌の狭間に―占領期の野球マンガにおける戦時下・戦後(山本忠宏)
一九六〇年代のエロ・やくざ映画ブームとその背景―プレスシートから探る映画会社の宣伝戦略(北浦寬之)

補論 レイヤー化する歴史
プログラミングによるレイヤー実装構想と抽象化の壁(藤岡洋)
麻枝准に与えた村上春樹の影響―麻枝准にみる戦後の主題の継承、あるいは統合(浅野龍哉)
まんがにおける〈大きな物語〉の復権―『マンガ日本の歴史』を問題にする理由と事例分析(斉夢菲)

問題提起 研究ノート/資料
岩淵正嘉文献リスト(肥田野茂)
Media Mix Mobilization解題(雑賀忠宏)
「標準化」をめぐる知の政治学―三木茂インタビュー解題(近藤和都)
三木茂インタビュー(インタビュアー:牧野守)

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