( )
定価:2,860円(2,600円+税)
判型:A5
書店在庫をチェック
内容紹介
「人の不幸でお金をとる」と長らく批判され、また遺体を扱う事業として蔑視されてきた葬祭業者たちは、葬儀をサービス業としてどのように成立させたのか。フィールドワークの成果も織り込んで、知られざる葬祭業の戦後史と私たちの死生観の変容を描き出す。
目次
序章 葬祭事業者にとっての終活ブームとケア
1 終活ブームにおける葬儀
2 職業上、死にかかわること――ケアと商品
3 本書の構成
第1章 葬儀サービスを捉えるために
1 商品化・消費社会での死
2 葬儀サービスでの消費者との相互行為とその特性について
3 死を商業的に扱うことによるジレンマ
4 葬祭業者の感情的不協和と職業イメージ
5 葬祭業から見る近代化
第2章 戦後の葬祭業界の変動要因
1 戦後の経済成長と人口の変化
2 戦後の葬祭業界
3 行政的な主導と葬儀の経済・文化的価値――一九四五―六〇年代
4 マナーの消費と葬儀サービスの開発――一九七〇―八〇年代
5 「心」の時代の葬儀――一九九〇―二〇一〇年代
6 リスク消費としての終活ブーム――二〇一〇年代以降
第3章 商品としての儀礼空間――景観と住空間から排除された死
1 葬儀場所の変化
2 死の排除をめぐる「景観」というレトリック
3 葬儀会館の商品価値
4 人々の視線と行為を意識した死の管理
第4章 葬祭業教育と遺族へのかかわり
1 一九八〇年代の葬祭業者たちが感じた職業イメージ
2 身体の意識化
3 企業教育での利他的側面と商業的側面
4 地域のなかでのグリーフケア
終章 葬祭事業という死のリアリティ
1 商品化された/商品的ではない死
2 生前から死後の準備を推進する――「ライフエンディング」とは
3 「死」から「生」のなかのリスクへ
あとがき
1 終活ブームにおける葬儀
2 職業上、死にかかわること――ケアと商品
3 本書の構成
第1章 葬儀サービスを捉えるために
1 商品化・消費社会での死
2 葬儀サービスでの消費者との相互行為とその特性について
3 死を商業的に扱うことによるジレンマ
4 葬祭業者の感情的不協和と職業イメージ
5 葬祭業から見る近代化
第2章 戦後の葬祭業界の変動要因
1 戦後の経済成長と人口の変化
2 戦後の葬祭業界
3 行政的な主導と葬儀の経済・文化的価値――一九四五―六〇年代
4 マナーの消費と葬儀サービスの開発――一九七〇―八〇年代
5 「心」の時代の葬儀――一九九〇―二〇一〇年代
6 リスク消費としての終活ブーム――二〇一〇年代以降
第3章 商品としての儀礼空間――景観と住空間から排除された死
1 葬儀場所の変化
2 死の排除をめぐる「景観」というレトリック
3 葬儀会館の商品価値
4 人々の視線と行為を意識した死の管理
第4章 葬祭業教育と遺族へのかかわり
1 一九八〇年代の葬祭業者たちが感じた職業イメージ
2 身体の意識化
3 企業教育での利他的側面と商業的側面
4 地域のなかでのグリーフケア
終章 葬祭事業という死のリアリティ
1 商品化された/商品的ではない死
2 生前から死後の準備を推進する――「ライフエンディング」とは
3 「死」から「生」のなかのリスクへ
あとがき
著者略歴
玉川 貴子(タマガワ タカコ tamagawa takako)
1971年、富山県生まれ。名古屋学院大学現代社会学部准教授。専攻は死の社会学、家族社会学。共著に『いのちとライフコースの社会学』(弘文堂)、『喪失と生存の社会学――大震災のライフ・ヒストリー』(有信堂高文社)、論文に「死に商業的にかかわる事業の「正当化」の困難さ――戦後日本の葬祭事業をめぐる二つの運動に用いられた語彙」(「年報社会学論集」第22号)など。
タイトルヨミ
カナ:ソウギギョウカイノセンゴシ
ローマ字:sougigyoukainosengoshi
※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。
もうすぐ発売(1週間以内)
近刊:ランダム
新着:ランダム(5日以内)
※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。