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定価:2,860円(2,600円+税)
判型:A5
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内容紹介
◆ポケモンGOは「何」をもたらしたか?
2016年にリリースされると熱狂的なブームになり、多くの話題を提供してきた「ポケモンGO」。「歩きスマホ」の事故や警告もあり、沈静化したようにも見えますが、根強い人気を保っています。本書は「ポケモンGO」を社会現象に終わらせず、学問的に受け止めて、応答しようとするものです。社会学、ゲーム論、メディア論、観光学、宗教学などの18人の著者たちが、その問いかけに真摯に応えます。「聖地」の形成メカニズム、ゲームを巡る虚構と現実、デジタル地図と身体移動、ゲームを利用した地域振興などが、具体的な実践とフィールドワークを通して語られています。観光地化の問題でも、地元と若者たちの新しい共同性が見え、希望が膨らみます。鈴木謙介氏へのインタビューも収録。
2016年にリリースされると熱狂的なブームになり、多くの話題を提供してきた「ポケモンGO」。「歩きスマホ」の事故や警告もあり、沈静化したようにも見えますが、根強い人気を保っています。本書は「ポケモンGO」を社会現象に終わらせず、学問的に受け止めて、応答しようとするものです。社会学、ゲーム論、メディア論、観光学、宗教学などの18人の著者たちが、その問いかけに真摯に応えます。「聖地」の形成メカニズム、ゲームを巡る虚構と現実、デジタル地図と身体移動、ゲームを利用した地域振興などが、具体的な実践とフィールドワークを通して語られています。観光地化の問題でも、地元と若者たちの新しい共同性が見え、希望が膨らみます。鈴木謙介氏へのインタビューも収録。
目次
ポケモンGOからの問い 目次
はじめに 編者一同
巻頭インタヴュー 多孔化からみるポケモンGO
インタビュイー 鈴木謙介
Ⅰ部 現実と虚構への問い
第1章 ポケモンコンテンツの系譜
――その終着点としてのポケモンGO [メディアミックス]小池隆太
第2章 ポケモンGOの観光コミュニケーション論
――コンテンツ・ツーリズムの視点からの観光観の刷新
[コンテンツ・ツーリズム]岡本 健
第3章 ポケモンGOのリアリティ
――『Ingress』との比較から [フィクション]河田 学
第4章 穢れなきポケモンと現実の都市
――ARによって浮き彫りになる、現実世界への糾弾 [都市]藤田祥平
第5章 いかにして私たちはポケモンGOと接触するのか
――二つの指標性から出発して [コンタクト]谷島貫太
第6章 ポケモンGOでゲーム化する世界
――「ゲーミフィケーション」概念を再考する [ゲーミフィケーション]松本健太郎
Ⅱ部 デジタル技術とメディアへの問い
第7章 新たなるモバイル・ハイブリッド
――ポケモンGOがうみだした虚構と現実の集合体 [モバイルメディア]神田孝治
第8章 現実はいかにして拡張されたのか
――写真、GPS、ナビゲーション [拡張現実]増田展大
第9章 デジタル地図を遊ぶレイヤー
――グーグルマップからポケモンGOへ [地図] 松岡慧祐
第10章 ポケモンGOと監視社会
――人間の終わりの始まり? [監視]森 正人
第11章 ゲーム攻略サービスからプレイヤーの〈状況〉を再考する
――攻略本・攻略サイト、サービスツールがもたらすもの [攻略サービス]山﨑裕行
第12章 資源化される宗教感覚、資源化を飼い慣らす宗教感覚
――ポケモンGOをめぐるイスラーム的批判からの考察 [宗教意識]安田 慎
Ⅲ部 社会と文化への問い
第13章 文化産業論を移動論的に転回せよ!
――〈時間〉と〈空間〉に向けた欲望の生成プロセスの起動装置
[モビリティ]遠藤英樹
第14章 ポケモンGOという旅
――どこからが旅かしら [観光]高岡文章
第15章 上を下へのポケモンGO
――拡張現実が生活世界にもたらすもの [リアリティ]須藤 廣
第16章 コンテンツに〈容易に〉上書きされるセカイとどう付き合うか
――「聖地巡礼」現象との比較から考えられること [聖地巡礼]谷村 要
第17章 アメリカ人はポケモンGOに何をみたのか
――定着するAnime文化 [日本文化]新井克弥
第18章 公共空間におけるマナー教育を再考する
――「ポケモンスタンプラリー」とポケモンGOの受容体験を比較しながら
[マナー]デボラ・オチ
ポケモン年表
作成 藤田祥平
索 引
はじめに 編者一同
巻頭インタヴュー 多孔化からみるポケモンGO
インタビュイー 鈴木謙介
Ⅰ部 現実と虚構への問い
第1章 ポケモンコンテンツの系譜
――その終着点としてのポケモンGO [メディアミックス]小池隆太
第2章 ポケモンGOの観光コミュニケーション論
――コンテンツ・ツーリズムの視点からの観光観の刷新
[コンテンツ・ツーリズム]岡本 健
第3章 ポケモンGOのリアリティ
――『Ingress』との比較から [フィクション]河田 学
第4章 穢れなきポケモンと現実の都市
――ARによって浮き彫りになる、現実世界への糾弾 [都市]藤田祥平
第5章 いかにして私たちはポケモンGOと接触するのか
――二つの指標性から出発して [コンタクト]谷島貫太
第6章 ポケモンGOでゲーム化する世界
――「ゲーミフィケーション」概念を再考する [ゲーミフィケーション]松本健太郎
Ⅱ部 デジタル技術とメディアへの問い
第7章 新たなるモバイル・ハイブリッド
――ポケモンGOがうみだした虚構と現実の集合体 [モバイルメディア]神田孝治
第8章 現実はいかにして拡張されたのか
――写真、GPS、ナビゲーション [拡張現実]増田展大
第9章 デジタル地図を遊ぶレイヤー
――グーグルマップからポケモンGOへ [地図] 松岡慧祐
第10章 ポケモンGOと監視社会
――人間の終わりの始まり? [監視]森 正人
第11章 ゲーム攻略サービスからプレイヤーの〈状況〉を再考する
――攻略本・攻略サイト、サービスツールがもたらすもの [攻略サービス]山﨑裕行
第12章 資源化される宗教感覚、資源化を飼い慣らす宗教感覚
――ポケモンGOをめぐるイスラーム的批判からの考察 [宗教意識]安田 慎
Ⅲ部 社会と文化への問い
第13章 文化産業論を移動論的に転回せよ!
――〈時間〉と〈空間〉に向けた欲望の生成プロセスの起動装置
[モビリティ]遠藤英樹
第14章 ポケモンGOという旅
――どこからが旅かしら [観光]高岡文章
第15章 上を下へのポケモンGO
――拡張現実が生活世界にもたらすもの [リアリティ]須藤 廣
第16章 コンテンツに〈容易に〉上書きされるセカイとどう付き合うか
――「聖地巡礼」現象との比較から考えられること [聖地巡礼]谷村 要
第17章 アメリカ人はポケモンGOに何をみたのか
――定着するAnime文化 [日本文化]新井克弥
第18章 公共空間におけるマナー教育を再考する
――「ポケモンスタンプラリー」とポケモンGOの受容体験を比較しながら
[マナー]デボラ・オチ
ポケモン年表
作成 藤田祥平
索 引
著者略歴
神田 孝治(カンダ コウジ kanda kouji)
遠藤 英樹(エンドウ ヒデキ endou hideki)
松本 健太郎(マツモト ケンタロウ matsumoto kentarou)
タイトルヨミ
カナ:ポケモンゴーカラノトイ
ローマ字:pokemongookaranotoi
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