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2018年3月9日発売

築地書館

闘う微生物

抗生物質と農薬の濫用から人体を守る
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内容紹介
人体で我々の健康を守っている微生物と、土壌で農作物の健康を守る微生物。
抗生物質と農薬で、人体と土壌の微生物に無差別攻撃をつづけた結果、アレルギー病、アトピー、うつ病から肥満まで、人体と農作物に多くの病気を生んできた。
本書は、この無差別攻撃に終止符を打ち、人体と土壌の微生物たちとの共生がもたらす福音を描く。
目次
まえがき

第Ⅰ部 自然の味方

第1章 私たちを守る細菌
抗生物質が効かない/微生物遺伝学の進化/DNAの暗号を読む/抗生物質の光と影/
失われる微生物たち/プロバイオティクスへの過信/自然と手を組む

第2章 畑で働く微生物
にぎやかな微生物群/病原体との闘い/生きている「土」/イチゴ農家の悩み/
持続的農業と土壌微生物

第Ⅱ部 敵の敵は友

第3章 感染者に感染するもの
新しい薬、バクテリオファージ/迷走するファージ治療/扉は開くか/
バクテリオシンの長い歴史/牛乳、尿路感染、MRSA/頼りになる仲間

第4章 農薬に代わる天然化学物質
瓶詰めの細菌/大企業が動き出す/リンゴを救うフェロモン/ピンポイントで効くフェロモン/
植物を使った害虫・雑草対策/待ったなしの農業拡大

第Ⅲ部 遺伝子が世界を変える

第5章 病気に強い遺伝子組み換え作物
深刻な疫病被害/遺伝子組み換えの議論はつづく/突然変異からイオン化放射線、遺伝子組み換えへ/
新たな旗手、シスゲネシス/自然に近づく技術革新

第6章 次世代のワクチン
髄膜炎の脅威/我々の免疫システムは最強である/多くの命を救ってきたワクチン/
ワクチンへの不安と期待/進化をつづけるワクチン開発/ワクチンをデザインする

第Ⅳ部 敵を知る

第7章 新たな農業革命
疫病の惨劇/微生物学の夜明け/廃れていく植物病理学/農業知識の普及はスマホから/
戦争と高速計算

第8章 診断の未来
まず出される抗生物質/迅速な検査/DNA検査の進歩と弱点/診断は暗号で/道半ば

エピローグ

索引
訳者あとがき
著者略歴
エミリー・モノッソン(エミリー モノッソン)
エミリー・モノッソン(Emily Monosson) 環境毒物学者、ライター、編集者。ローニン・インスティテュートの独立研究者。 マサチューセッツ大学アマースト校、非常勤教授。 著書に、"Unnatural Selection: How We Are Changing Life, Gene by Gene" "Evolution in a Toxic World: How Life Responds to Chemical Threats"がある。
小山 重郎(コヤマ ジュウロウ)
小山重郎(こやま・じゅうろう) 1933 年生まれ。 東北大学大学院理学研究科で「コブアシヒメイエバエの群飛に関する生態学的研究」を行い、 1972 年に理学博士の学位を取得。 1961 年より秋田県農業試験場、沖縄県農業試験場、農林水産省九州農業試験場、 同省四国農業試験場、同省蚕糸・昆虫農業技術研究所を歴任し、 アワヨトウ、ニカメイガ、ウリミバエなどの害虫防除研究に従事し、1991 年に退職。 主な著訳書に『よみがえれ黄金(クガニー)の島─ミカンコミバエ根絶の記録』(筑摩書房)、 『530 億匹の闘い─ウリミバエ根絶の歴史』、『昆虫飛翔のメカニズムと進化』、 『IPM 総論─有害生物の総合的管理』、『昆虫と害虫─害虫防除の歴史と社会』、 『母なる自然があなたを殺そうとしている』、『野生ミツバチとの遊び方』(以上、築地書館)、 『害虫はなぜ生まれたのか─農薬以前から有機農業まで』(東海大学出版会)がある。

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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