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1月25日発売予定

批評社

市場・国家・資本主義

東京新聞『本音のコラム』から

本体価格:2,000円+税

判型:四六

openbd

週次:
257位
月次:
453位

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内容紹介
神の見えざる手は、いずこへ――東京新聞「本音のコラム」から精選した、制御できない市場原理と資本主義への警告の書。
1%の富裕層のために99%の人たちは市場経済の下で奴隷労働に近い強圧的な労働を強いられるのか? 発展途上国から経済大国に急激な変貌を遂げた中国を例にとれば、市場経済化はかくも短期間のうちにグローバルな貧困問題を解決できるのか? 原発による環境汚染や地球温暖化は効率優先の市場経済に必然的に伴うのか? 市場経済は教育格差から所得格差へ、正規・非正規の処遇格差という生存権の格差を生み出すのか? 臓器移植と臓器売買を医学の対象とすべきない理由はあるのか? 代理出産の母親に対する報酬は所得なのか? 
現代経済学はこのような問いに答えるべき学問かもしれないが、実際は市場の説明できない事象を「市場の失敗」と名付けて市場・国家・資本主義のイメージを具象化できないだけなのだ。
東京新聞特報面に連載中の「本音のコラム」から精選した、爛熟から衰退へ向かう資本主義への警告。
目次
はじめに――市場のイメージ

Ⅰ 市場
○市場原理と資本主義
市場原理/革新の裏側/構造的暴力/市場の限界/周回遅れの市場主義/チープ・シックの裏側/「労働は商品ではない」/知と経済権力/金融危機の教訓/市場神話と価格操作/企業・消費複合体/近代工業の栄光と悲惨/グローバルな臓器市場/奴隷制/暴力と資本主義/製薬業界の裏側/内なる資本主義/生殖医療と商品化/市場原理と連帯原理/資本主義の夢/露出の欲望/空想的資本主義/時間と情報の市場化/リチウム電池の裏側/道具的理性
○企業
会社の身体/企業の失敗/私企業の公共性/ユニクロ・ストーリー/創業者の野望と責任/原発と東芝の闇/企業のミクロ権力/企業家の実像/市場のファシズム/東芝凋落の本質/理念と狡智
○経済学
経済学の(不)効用/経済学の作法/理論家の責任/ロビンソンと経済学/大転換と大分岐/ナッシュ氏の悲劇/現代のアダム・スミス/理論とイデオロギー/市場原理主義に抗して/ビッグデータの驕り/行動経済学/革新の裏側/構造的暴力/市場の限界/周回遅れの市場主義/チープ・シックの裏側/「労働は商品ではない」/知と経済権力/金融危機の教訓/市場神話と価格操作/企業・消費複合体/近代工業の栄光と悲惨/グローバルな臓器市場/奴隷制/暴力と資本主義/製薬業界の裏側/内なる資本主義/生殖医療と商品化/市場原理と連帯原理/資本主義の夢/露出の欲望/空想的資本主義/時間と情報の市場化/リチウム電池の裏側/道具的理性

Ⅱ 国家・戦争・ファシズム
○国家と国境
ベルリンの壁/国家機密とプライバシー/国策と想像の共同体/琉球ナショナリズム/国家の原罪/安保法制と例外状態/国家と難民/国家の虚構/選挙とアベノミクス/ボディ・ポリティック/国境という呪縛/権力のオーラ
○戦争
国防民営化の悪夢/アンノウン・アンノウン/ブレア元首相の戦争犯罪/組織としての日本軍/狂気と悪の政治的利用法/空からの監視と懲罰/憲法九条の普遍的価値/なぜ核兵器は特別か/殺戮の遠近法/基地国家と従属国家/戦争の科学技術/ナパーム/キューバ危機の教訓/奇襲と報復/感情移入/兵営国家のトラウマ
○ファシズム
命と暮らし/深部の憎悪と暴力/模倣と権力/ハンナ・アーレントの教訓/分断と知のグーグル化/流言飛語
○深層国家
米国の影の政府/見えざる深層国家/再編される深層国家

Ⅲ 新自由主義
○新自由主義の理念と現実
ネオリベラル・ターン?/レーガンの遺産/ランド・ラッシュ/チリの九・一一/評判と市場経済/最低賃金制/究極の戦略特区/民営化と現場の荒廃/ウォール街リベラル/ネオリベの後に/ツアーバス事故/監獄株式会社/モノ・カネ・ヒトの次
○欧州の実験
■欧州共同体 ドイツの労働市場改革/連帯か、懲罰か?/欧州激変
■英国労働党 英国労働党/英国労働党の可能性/規制緩和の反転へ/ネオリベ清算の分岐点
○日本の政策
■アベノミクス 歪んだポリシー・ミックス/戦略特区と例外権力/アベノミクスの帰結/安倍政権、終わりの始まり/知と権力の慢心/岩盤規制という幻想
■黒田日銀 インフレ目標/インフレ期待/遂行的矛盾/ヘリコプター・マネー/日銀の失敗と成長戦略
■TPP・自由貿易 オバマの事情/TPP秘密交渉/自由貿易帝国主義/米国通商代表部/反TPP、米国版/TPPが開く新世紀?/統一ルールの虚妄/ISDSと訴訟資本/市民社会と日欧EPA
○格差と福祉
格差と寿命/障害者の尊厳/ブロッコリーと医療保険/医療民営化/権利としての医療/人の命と薬の特許/貧困のアメリカ/改革幻想/貧困と市場の公準/魔の山/なぜ弱者を憎むのか

Ⅳ 環境
○原発
分岐点/原子力ルネサンス/原発、国家、市民/リクヴィダートル/脱原発、ドイツ流/核廃棄物輸出/確率論的安全評価/飯舘村/感情的反原発?/原発の製造物責任/不可逆的/上関原発/失敗の本質/原発労働/脱原発・脱化石燃料/システム破綻の刑事責任/具体的危険性/最悪シナリオ/高度の注意義務/ドイツの反原発運動/日印原子力協定/米国版原子力ムラ/経験則と社会通念/深い崩壊感覚/ふるさと喪失慰謝料/反原発労働運動/経産省構想/核と政治的正統性
○公害と農業
水俣病特措法/大規模農業のコスト/遺伝子組換え技術の罠/ボパール後の世界/排出権取引/予防原則/農業と市場原理/緩慢な暴力/グローバル企業と環境汚染/水俣病と社会の基底/労災から公害へ/公害の政治学

Ⅴ 歴史と経験
○記憶と記録
歴史と経験/歴史の記憶装置/歴史の天使/語られぬ体験/歴史の謝罪/犯行の再演と追体験/陳腐でラディカルな悪/ドイツの母親
○労働・雇用・生活
同意の生産/顔の見える労使関係/移民と棄民/就業力のトリック/職場統治/下請労働報告書

Ⅵ 展望
○正義と責任
責任倫理/情報平等性/原初状態/モニター・デモクラシー/科学技術と慎慮/ベーシック・インカム
○社会運動・コモンズ
海はだれのものか/反核保守/漁協、海のコモンズ/千年の草原/危機のコモンズ/反原発の社会運動/モラルエコノミー

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