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定価:4,400円(4,000円+税)
判型:A5
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内容紹介
ディディ・ニニ・トウォはインドネシアで国民的な人気を誇る女形舞踊家です。そのレパートリーはジャワやバリの伝統舞踊から独創的な創作舞踊まで幅広く、日本でも何度か公演を行なっています。本書は、その魅力に惹かれて長年ディディを追い続けてきた研究者と写真家によるコラボレーションです。パフォーマンスの抜粋とインタビューをまとめたDVDとともに、ディディのすばらしさを満喫してください。
目次
はじめに
コラム1:ジャワ島中部の古都ジョグジャカルタ
第1章 性を超えて:伝統芸術における女形舞踊の世界
1-1 ジャワにおける女形舞踊の伝統
1-2 女性性、男性性
1-3 女形の身体
1-4 ジャワ島とバリ島の伝統舞踊
第2章 多様なアイデンティティの模索:創作作品「ドゥイムカ」
2-1 作品「ドゥイムカ」
2-2 「ドゥイムカ・ジュピンド」
コラム2:ジャワ島チルボンの仮面舞踊
第3章 人種アイデンティティを越えて:創作作品「ポンチョ・サリ」
3-1華人系ジャワ人として
コラム3:スハルト体制期インドネシアにおける華人
3-2 アイデンティティの模索
第4章 コメディからシリアスな上演へ:創作「デウィ・サラック・ジョダッグ」
4-1コメディアン
4-2 日本の「女形」との出会い
コラム4:ジャワ島の英雄譚パンジ物語
第5章 インドネシアを代表するダンサーとして
5-1 華人系インドネシア人芸術家
5-2 華人ネットワーク
5-3 東ジャワ・グドの中国寺廟にて
5-4 ジョグジャカルタでの旧正月の行事
第6章 女形の身体構築
6-1 身体の構築
6-2 変身の装置:仮面、顔:多様な性の表現
第7章 地域に根付き世界へはばたくダンサー
7-1 師匠への思い
7-2 地域に根付く芸術家
7-3 世界各地での上演
第8章 スタジオ経営者・教授者として
8-1 スタッフ教育
8-2 作品創り
8-3 後継者
福岡まどかによる18問のインタビュー
コラム1:ジャワ島中部の古都ジョグジャカルタ
第1章 性を超えて:伝統芸術における女形舞踊の世界
1-1 ジャワにおける女形舞踊の伝統
1-2 女性性、男性性
1-3 女形の身体
1-4 ジャワ島とバリ島の伝統舞踊
第2章 多様なアイデンティティの模索:創作作品「ドゥイムカ」
2-1 作品「ドゥイムカ」
2-2 「ドゥイムカ・ジュピンド」
コラム2:ジャワ島チルボンの仮面舞踊
第3章 人種アイデンティティを越えて:創作作品「ポンチョ・サリ」
3-1華人系ジャワ人として
コラム3:スハルト体制期インドネシアにおける華人
3-2 アイデンティティの模索
第4章 コメディからシリアスな上演へ:創作「デウィ・サラック・ジョダッグ」
4-1コメディアン
4-2 日本の「女形」との出会い
コラム4:ジャワ島の英雄譚パンジ物語
第5章 インドネシアを代表するダンサーとして
5-1 華人系インドネシア人芸術家
5-2 華人ネットワーク
5-3 東ジャワ・グドの中国寺廟にて
5-4 ジョグジャカルタでの旧正月の行事
第6章 女形の身体構築
6-1 身体の構築
6-2 変身の装置:仮面、顔:多様な性の表現
第7章 地域に根付き世界へはばたくダンサー
7-1 師匠への思い
7-2 地域に根付く芸術家
7-3 世界各地での上演
第8章 スタジオ経営者・教授者として
8-1 スタッフ教育
8-2 作品創り
8-3 後継者
福岡まどかによる18問のインタビュー
著者略歴
福岡まどか(フクオカマドカ fukuokamadoka)
大阪大学大学院人間科学研究科グローバル人間学専攻准教授
東京芸術大学大学院音楽研究科修了 音楽学修士。
総合研究大学院大学文化科学研究科修了 博士(文学)。
1988年から1990年まで文部省アジア諸国等派遣留学生としてインドネシア国立舞踊アカデミー(現インドネシア芸術大学)バンドン校に留学し、スンダ地方の舞踊を習得して以来、インドネシアを中心とする東南アジア芸能の調査・研究に従事。
2004年 大阪外国語大学地域文化学科インドネシア語専攻助教授。
2007年~大阪大学大学院人間科学研究科グローバル人間学専攻准教授。
主な著作
単著『ジャワの仮面舞踊』(2002年、勁草書房。第20回田邊尚雄賞受賞)
共著『ワヤンのひろば』(2004年、千里文化財団)
共編『新版 東南アジアを知る事典』(2008年、平凡社)
論文「インドネシアにおけるラーマーヤナ物語の再解釈:R.A.コサシのコミックを事例として」『東南アジア―歴史と文化―』(2009年、No.38: 106-140)
論文「『女性性』と『男性性』を考える―インドネシアのポピュラーカルチャーにおけるジェンダーとセクシュアリティ―」『大阪大学大学院人間科学研究科紀要』(2012年、第38巻、79-103頁)
古屋 均(フルヤヒトシ furuyahitoshi)
日本舞台写真家協会会員。
舞踊を中心とした舞台写真、商業写真、グラビア雑誌を中心に活動し、同時にアジアをテーマに取材活動を行う(インド、ヒンドゥ教の裸行僧集団を取材した「聖なる河の裸行僧」や、日本の山間のマタギ部落の四季を取材した「山里の四季」などを制作・発表する)。
1980年代後半からインドネシア(バリ島・ジャワ島を主体とした)の文化に魅せられてインドネシアに通う。
1992年 写真集『バリ・華花の舞う島』(平河出版社)
巡回写真展「BALI・夢現の彩」(東京・大阪・名古屋・ 福岡)
1994年 写真とビデオによる影像展「BALI・華花の舞う島」(I.B.M.ギャラリー)
1995年 ビデオジャーナリスト映像コンテストにて特別賞受賞
1997年 写真展「バリのまなざし」(東京・池田舎ギャラリー)
1998年 巡回写真展「バリ島・楽園劇場の10年」(東京・大阪・札幌)
写真展「ジャワの秘宝・ソロ」(諏訪市博物館、主催諏訪市)
1999年 写真とビデオによるCD-ROM映像集『BALI MAGIC』
2002年 文化庁特別助成により、乙女文楽の一人者、桐竹智恵子氏の全芸風の記録(ビデオ・ 写真)
2006年 インドネシア中部ジャワ地震取材。取材映像をもとに、インドネシア在住のフランス人作家エリザベス・イナンディアクの原作で横浜ボートシアター遠藤啄郎脚本による「火山の王宮」の制作に参加
タイトルヨミ
カナ:セイヲコエルダンサーディディニニトウォ
ローマ字:seiokoerudansaadidininitowo
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