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2018年6月6日発売

東方出版

タンゴ 歴史とバンドネオン

歴史とバンドネオン
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内容紹介
日本有数のバンドネオン・ディアトニコ奏者であった著者が、タンゴのルーツ
をたどり、その演奏に欠かすことのできない楽器、バンドネオン・ディアトニ
コの歴史・構造・特徴を徹底的に追求した労作。バンドネオンのボタンと音符
の対照図を付す。
アフリカの踊り、キューバのリズム、イベリア半島のメロディが、南米で出合
い、ブエノス・アイレスで一つに育った。それがタンゴです。
目次
第Ⅰ部 タンゴ—謎と奇蹟の舞曲
 1 ラプラタ植民地とアルゼンチンの歴史
  黒いマリアの像
  アルゼンチン前史
   ポルトガルのアフリカ征服/コロンの新大陸発見/トルデシージャ条約
  ラプラタ植民地の先住民とスペイン人
   ラプラタ河の発見/スペイン人の新大陸征服/新大陸の先住民族/先住
   民族とタンゴの関係
  ブエノス・アイレスの建設
   征服者の派遣と植民/スペイン版金比羅の港/ブエン・アイレの聖母は
   イタリア出身/草原
   の馬の大群は十二頭から
  ラプラタ植民地の独立
   ブエノス・アイレスの再建/アルゼンチンへの経路/牛馬の姿のない壁画
   /ラプラタ植民地の独立
 2 「タンゴ」の語源とその意味の変遷
  タンゴとタンボ、タンボール
   タンゴという言葉はどこから来たか/タンゴをタンボと間違えたスペイン
   の役人
  タンゴマオと呼ばれた人たち
   奴隷売買の案内人/タンゴマオはサントメの住民/ラテン語とポルトガル
   語の関係
  「タンゴ」という言葉の変遷
   禁断の地「タンゴ」/「タンゴ」で売られた黒人奴隷
  ラプラタ地方の黒人たち
   家事労働、育児を分担/黒人の踊り、カンドンベ/クリオージョという言葉
  モンセラー街の誕生
   バルセローナのモンセラー教会/ブエノス・アイレスにもモンセラー教会が
   出現/カンドンベを生んだ所
 3 ミロンガからタンゴへ
  カンドンベ・クリオージョの誕生
   ラサ・アフリカーナ楽団/兵営からも生まれた/チーナの部屋(クワルトス・
   デ・チーナス)/カンドンベはモンテからブエノスへ/白人のカンドンベ楽
   団「ロス・ルウボロス」
  ヨーロッパと新大陸を行き来した舞曲
   ベニスの踊りがアンチル諸島へ/ヨーロッパのタンゴ・アンダルース/パジ
   ャーダーのグワヒーラ
  黒人の歌と踊り「ミロンガ」
   ブラジルの黒人奴隷の言葉/チーナの部屋で生まれたミロンガ/二つのハバ
   ネラ/リズムの変化
  モンテビデオのラ・アカデミア
   「コム・イル・フォー」(うまくやれよ)/ラ・アカデミアの内部/コルテ
   とケブラーダ/異説・ひやかしの踊りミロンガ/コルテとケブラーダ、地方
   に広がる
  ラ・アカデミアのミロンガ
   歌のミロンガから踊りのミロンガへ/ラ・アカデミアの女性たち/チークダ
   ンスのはじまり
  舞曲ミロンガの成熟
   ブエノスのラ・アカデミア/ミロンガの試合/ミロンガを完成させた三つの
   要素/タンゴの元祖・ミロンガ/「ラ・クンパルシータ」のモデル/男性の
   踊りタンゴ/タンゴは町の踊り/ペリングンデイネス(ダンスホール)
 4 クリオージョ・タンゴの誕生
  娼婦とイタリア移民
   オリジエーロ・ネグロの減少/出発は三部形式のソナタ/売春宿と音楽/高級
   売春宿から名曲が生まれた/イタリア移民とコンベンティージョ/ブエノス・
   アイレス市の近代化
  初期のタンゴ
   最初のアルゼンチンタンゴは?/ピアノ用タンゴの発表/タンゴ・バルトロの
   謎/初期の曲に盗作の被害が続出/ピアノ用タンゴの普及/活躍したクリオー
   ジョの作曲家
  タンゴを育てた町
   発祥はモンテ、育てたのはブエノス/歌詞からもブエノスに軍配/ブエノスで
   タンゴの踊りのレッスンが流行
  タンゴ、欧州へ
   黒人たちのものを白い手がヨーロッパへ紹介/一九〇〇年初期のタンゴ/オル
   ケスタ・ティピカとは/バンドネオンが音楽の性質を変えた/ゴビの演奏活動
  ブエノスのタンゴは、ロス・コラーレス・ビエホから
   混血の舞曲/孤独にみちた草原のフォルクローレ/草原の家畜が集まる所/タ
   ンゴの仕上げはイタリア移民/タンゴと歌との関係/完成品はコンチネンタル
   タンゴ
 5 タンゴの奇蹟
  ヨーロッパ人のアルゼンチン観
  パリ発・タンゴブーム
   花のパリとアルゼンチンタンゴ/タンゴ服の流行/タンゴの道徳性の是非/
   パリ駐在アルゼンチン大使の声明
  各国の反応
   ローマ法王タンゴを見る/ドイツの場合/オーストリアの禁止令/北米では
   タンゴで裁判/社交ダンスのタンゴはイギリス生まれ
  フランシスコ・カナロの登場

第Ⅱ部 バンドネオン
 1 バンドネオン・ディアトニコという楽器
  二つのバンドネオン
   一つの名称に二種類の奏法!?/アクセサリーとして使用されたバンドネオン/
   クロマティコとディアトニコ
  複雑な構造をもつバンドネオン
   外部の構造/内部の構造/バンドネオン・クロマティコの音階/複雑な音階配
   列のバンドネオン・ディアトニコ
  アルゼンチンタンゴの特徴
   バンドネオンの演奏方法/表現テクニックの違い
 2 バンドネオン・ディアトニコの誕生と発達
  バンドネオン生まれる
   名前の由来と誕生地/傷みやすい蛇腹/カーニバル用に作られた
  初期のバンドネオンとその量産
   楽器のボタンは32個から/アルノルドによる量産の開始/アルノルドだけが造っ
   たわけではなかった
  アルゼンチンのバンドネオン
   最初にもたらした人は?/バンドネオン以前の楽器/ハーモニカとオルガニート
  バンドネオンの地位の確率
   最初は他の楽器の物まね/バンドネオン演奏の先駆者たち/バンドネオンがレコー
   ドに登場/多彩なバンドネオンの音色
  バンドネオン・ディアトニコの発展と亜流
   バンドネオンの兄弟たち/新形式のバンドネオン登場か?/ブラジルのバンドネ
   オン
 3 日本のバンドネオンのパイオニアたち
  バンドネオン私史
   アルゼンチン人から見た「日本のタンゴ史」/バンドネオンとの出合い/バンド
   ネオン・ディアトニコを入手/弾いているふりから出発/アルゼンチンでは、バ
   ンドネオン・ディアトニコだとわかった日
  日本のバンドネオン奏者
   戦前のバンドネオンのスターたち/一九三八年のタンゴ楽団の実情/「オルケスタ
   ・ティピカ・東京」の影響
  バンドネオン・ディアトニコの魅力
   日本固有のバン・ディア、バン・クロ混成楽団/タンゴ技術向上のために/フォル
   クローレ的色彩をもつバンドネオン・ディアトニコの魅力

 付 一九三八年春季ダンスバンド名簿
   一九三八年現在のダンス・ホール

 参考資料
著者略歴
舳松 伸男(ヘノマツ ノブオ)
1930(昭和5)年7月大阪市に生まれる。54年大阪市立医科大学卒業。 1960年大阪市内にて内科医院を開業。1966年タンゴ楽団「ロス・ア セス・デ・オーサカ」を結成し、リーダーとして活躍した。 日本を代表するバンドネオン・ディアトニコ奏者。1989年10月有志と ともにタンゴ楽団「ポナリア」を編成した。 2018年3月逝去。

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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