（ ）
定価：1,980円（1,800円＋税）
判型： X
書店在庫をチェック
内容紹介
長い歴史のなかで権力に対峙し、いまもそれを続けている人々や思想をロシア、ベラルーシ、ウクライナ、ポーランド、チェコのなかに見ていく。ロシア・東欧の人々は圧倒的な力・権力に対して言葉による抵抗を続け、それに対する苛酷な弾圧も受けてきた。しかしその抵抗の言葉を完全に絶やしてしまうことなく、無力にも思える言葉を発し続け、それが広まり集積していくことによって、何かを変えるための精神的素地が作られていった。ロシアのウクライナ侵攻が続くいま、ロシア・東欧の人々の抵抗の軌跡を辿る。
目次
まえがき 干からびた荒れ地に言葉の滴を（石川達夫）
序 国歌は何を示唆するか？（石川達夫）
ロシア
第一章 ロシア国民文学と帝国的一体性の神話──近代ロシアにおける文学的抵抗とその逆説（貝澤哉）
第二章 荒野に自由の種を蒔く──「ソヴィエト的人民」と作家たち（前田和泉）
ウクライナ
第三章 銃殺された文芸復興──一九三〇年代の文学グループ弾圧と、現代にいたる言語と民族の問題（奈倉有里）
ベラルーシ
第四章 銃殺された文学──一九二〇年代の若手文学グループ「マラドニャーク」と現代作家サーシャ・フィリペンコをつなぐ歴史（奈倉有里）
ポーランド
第五章 ポーランド人であること、になること、にさせられること──ニーチェからゴンブローヴィチへ（西成彦）
チェコ
第六章 チェコ抵抗精神の系譜──ヴァーツラフとヤン（石川達夫）
あとがき 抵抗の歌と花（奈倉有里）
人名索引
序 国歌は何を示唆するか？（石川達夫）
ロシア
第一章 ロシア国民文学と帝国的一体性の神話──近代ロシアにおける文学的抵抗とその逆説（貝澤哉）
第二章 荒野に自由の種を蒔く──「ソヴィエト的人民」と作家たち（前田和泉）
ウクライナ
第三章 銃殺された文芸復興──一九三〇年代の文学グループ弾圧と、現代にいたる言語と民族の問題（奈倉有里）
ベラルーシ
第四章 銃殺された文学──一九二〇年代の若手文学グループ「マラドニャーク」と現代作家サーシャ・フィリペンコをつなぐ歴史（奈倉有里）
ポーランド
第五章 ポーランド人であること、になること、にさせられること──ニーチェからゴンブローヴィチへ（西成彦）
チェコ
第六章 チェコ抵抗精神の系譜──ヴァーツラフとヤン（石川達夫）
あとがき 抵抗の歌と花（奈倉有里）
人名索引
著者略歴
石川達夫（イシカワタツオ ishikawatatsuo）
貝澤哉（カイザワハジメ kaizawahajime）
奈倉有里（ナグラユリ nagurayuri）
西成彦（ニシマサヒコ nishimasahiko）
前田和泉（マエダイズミ maedaizumi）
タイトルヨミ
カナ：ロシアトウオウノテイコウセイシン : ヨクアツダンアツノナカデノコトバトブンカ
ローマ字：roshiatouounoteikouseishin : yokuatsudanatsunonakadenokotobatobunka
※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。
前田和泉 最近の著作
もうすぐ発売（１週間以内）
近刊：ランダム
新着：ランダム（5日以内）
※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。