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2018年6月14日発売

すぴか書房

回想アクティビティハンドブック

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内容紹介
*アクティビティとしての回想法をはじめるのに必要なことの、すべてをこの1冊に!
*人生経験は、その人の豊かな財産です。「みんなちがって、みんないい」アクティビティの可能性を追求。
*実例1~9とアクティビティのアイデアを「メニュー」として101種掲載
*著者の1人バーニー・アリゴはAgeExchange(ロンドンの回想法センター)の元理事で回想法の指導者、コーディネーターとして30年超の経験を有します。彼が蓄積したノウハウのすべてを記した原案を共著者が編集、さらに日本の実情に合わせて筆を加えることで、我が国の高齢者施設や保健福祉現場の実践家のために、待望の教科書、”回想ワーカー”の手引きが誕生しました。
目次
Ⅰ 回想アクティビティ入門
第1章 アクティビティとしての回想法
1 回想とは詳しく思い出す」こと
2 追憶や回顧との違い
回 想(Reminiscence)
追 憶(Nostalgia)―思い出にふける
回 顧(Life Review)―人生を顧みる
3 回想の価値
4 回想アクティビティ
5 精神療法的アプローチとの違い
6 回想アクティビティの参加者
参加の呼びかけ方
参加を決める理由
参加しない人
7 回想アクティビティから得られるもの
回想の効用
回想アクティビティに期待されること
8 創造性の発揮へ
9 オーラル ヒストリー

第2章 回想プロジェクト アクティビティの計画、実施、評価
1 企画立案
2 プロジェクトの概要
4つの段階
1)事前の計画と準備
2)開始~導入
3)発 展
4)終 了
標準的なプロジェクト
3 回想グループへの招待
4 アクティビティの実施計画―8回のセッション
開始~導入期
1回目 オープニング
実例【1】買い物カゴを手に取って
実例【2】写真や印刷物を見てもらいましょう
実例【3】題材を例示して
2回目 全員が参加できるシンプルなアクティビティ
実例【4】思い出の場所…地図に印を付けましょう
実例【5】話題のリストアップ
発展期
3回目 特定のテーマに応じたアクティビティ
4回目 5回目 さらなるアクティビティの展開へ
6回目 グループの熟成―目標が決まる
実例【6】ジェスチャー…私は何をしているのでしょう
実例【7】特別な場所の思い出を絵にしましょう
完成~終了
7回目 最後のアクティビティ―活動のハイライト
8回目 最終回
5 単発で行なうセッション
6 計画に縛られない柔軟な対応
7 一連のセッションを終えた後で
◆施設に回想コーナーを設けましょう
8 評 価
客観的な記録を残す
分析的な評価
1)参加者の意見を募る
2)アクティビティのハイライト場面)
3)参加度および満足度
4)ワーカーのサポートや介入
5)時間、人手、会場、物(回想トリガー、道具、備品)
6)回想ワーカーとしての学び

第3章 回想ワーカーの役割と心得
1 パーソン・センタード・ケア
¶ 回想ワーカーの心得 ❶
2 よいコミュニケーション
適切な環境
開かれた質問
言葉に出さない感情表現
¶ 回想ワーカーの心得 ❷
3 心からの興味
¶ 回想ワーカーの心得 ➌
4 選択の尊重
¶ 回想ワーカーの心得 ➍
5 忠実性と秘密保持
¶ 回想ワーカーの心得 ➎
6 信頼関係の確立
¶ 回想ワーカーの心得 ➏
7 辛い感情を伴う思い出に対して
¶ 回想ワーカーの心得 ➐
8 決めつけない
¶ 回想ワーカーの心得 ❽
9 暖かさとユーモア
¶ 回想ワーカーの心得 ❾
10 回想を促すはたらきかけ
アクティビティへの導入に有効な刺激
回想トリガーの収集
¶ 回想ワーカーの心得 ❿
11 テーマの選択と絞り込み
テーマの選択
絞り込み
話題転換
¶ 回想ワーカーの心得 ⑪
12 想像力と創造力
¶ 回想ワーカーの心得 ⑫
13 コ・ワーカー
14 ミーティング
事前ミーティング
事後ミーティング
15 記録の工夫
16 全体の振り返り
17 スキルアップ
実例【8】名前について思うこと
16 編集―成果をまとめる

第4章 アクティビティの展開 セッションの開始から終了まで
1 回想グループに「理想の姿」はありません
安心して話せる雰囲気
回想グループの多様性
予想を超えた展開
2 第1回のセッション
挨拶と自己紹介
回想の例として、ワーカー自身の思い出を話す
オープニング・アクティビティ
3 第2回以降のセッション
セッションの開始前
1)前奏曲
2)設 営
オープニング・プログラム
1)いつも同じ始め方
オープニングの歌
2)手短かなアクティビティー
オープニングの話題
1)今日は何の日
2)前回セッションでの質問や懸案事項
3)欠席している友人
メイン アクティビティ
4 話し合い アクティビティの進行-1
5 回想の引き出し方 アクティビティの進行-2
ひとりひとり全員に尋ねる
2人1組になって
グループを2つに分けて
ワーカーと1対1で
インタビュー
コラム:個人インタビュー
6 思い出を分かち合うために アクティビティの進行-3
人前で話すということ
書くということ
図にする(絵をかく)ということ
7 メインテーマの決定 アクティビティの進行-4
話題の間口が広いテーマ
最初に取り上げるには不適切なテーマ
特別なテーマ
8 テーマの展開を促す方法 アクティビティの進行-5
回想トリガーのデモンストレーション
参加者が見つけたものを持ち寄る
昔と今の比較
話題のリストアップ
回想グラフ
9 セッションの終わり方 アクティビティの進行-6
終わりたくない気持ちが強いとき
お茶とお菓子でくつろぐ
振り返り
達成度の評価
テーマのまとめ
クールダウン
散 会

第5章 回想トリガー
1 音
音 楽
1)純粋に音楽を聴く
2)歌
3)楽器演奏
4)ダンス、エクササイズ
5)作 曲
6)BGM
自然の音
生活に伴う音
人の声
2 匂い、香り、味
匂い、香り
食べ物、飲みもの
3 オブジェ
オブジェの意味
回想アクティビティにおける「いま」-過去・現在・未来
オブジェを話題にするアクティビティ
身体運動感覚
連 想
美術作品の鑑賞
自然の造形物
動 物
4 映像(写真、動画)
5 言 葉
忘れられない言葉、暗記したフレーズ
6 本と読書
ノスタルジックな作品
7 新 聞
8 外へ出かけましょう
9 回想コレクション

第6章 認知症ケアに活かす
1 認知症を患うとはどういうことか
課題●1 認知症を患う人々について、あなたは何を知っていますか?
症状とその人らしさ
新しいとらえ方
認知症の“ステージ理論”へのチャレンジ
基本的ニード
課題●2 あなた自身が認知症を患っているとしたら?
2 認知症を患う人々の回想
3 認知症ケアにおける回想の意義
その人らしさを守る
感覚刺激に対する反応がリハビリテーションに役立つ
ケアのアセスメントに活かす
行動の理解に役立つ
課題●3 あなた自身のライフスタイルをふりかえり、習慣の意味を考えましょう
4 トラウマとなっている思い出への対応
5 非言語的コミュニケーションの重要性
6 穏やかな感覚刺激
1)適度な刺激に満ちた環境
2)会場の設営
3)グループの大きさ
7 無理は禁物―活動自体を目的にしない
実例【9】瞑想のエクササイズ
8 記憶の不思議
9 評価ツール
10 認知症を患う人と行なうアクティビティ
思い出ボックスを使う
自然のオブジェを使う
布に触れる
緩衝材・クッションの感覚を楽しむ
粘土を使う
11 パフォーマンスのアクティビティ

Ⅱ アイデアとヒント 回想アクティビティのメニュー101種
メニュー1 好きなものを選んでください
メニュー2 布地を選ぶ楽しみ
メニュー3 写真を一緒に見ましょう
メニュー4 回想スライドショー
メニュー5 何か持ってきてください
メニュー6 音楽鑑賞会
メニュー7 好きな歌や曲
メニュー8 クラシックの名曲
メニュー9 無人島に好きな音楽を持って行くとしたら
メニュー10 自分の名前にまつわる話
メニュー11 グループの仲間意識を高めましょう
メニュー12 アルバム写真などを持ち寄って
メニュー13 写真の中の本人探し
メニュー14 「夜」の楽しい過ごし方
メニュー15 寒い冬、暑い夏
メニュー16 お洒落を楽しみましょう
メニュー17 カメラに向かってポーズ
メニュー18 バッグを一杯にしましょう
メニュー19 遠足のリュックサック
メニュー20 子どもの頃、大好きだったお菓子
メニュー21 好きなお菓子を選んで、賞味しましょう
メニュー22 駄菓子屋さん
メニュー23 大好きな食べもの
メニュー24 「すいとん」の食事会
メニュー25 好きな匂い、懐かしい匂い
メニュー26 童謡、唱歌・・・心に染みる日本のうた
メニュー27 親や祖父母がよくうたっていた歌
メニュー28 グループの歌集を作りましょう
メニュー29 この曲の題名は?
メニュー30 楽器が得意な人に伴奏を頼みましょう
メニュー31 映画鑑賞会
メニュー32 旅の思い出
メニュー33 交通機関(乗り物)の今昔
メニュー34 いつも身につけているもの、持ち歩いている愛用品
メニュー35 自分へのプレゼント
メニュー36 「それ、やったよ!」
メニュー37 イベントの飾り付け
メニュー38 テレビやラジオの番組のテーマ曲
メニュー39 広告の時代
メニュー40 東京オリンピック(1964年)
メニュー41 回想オーディオ・・・レコード鑑賞会
メニュー42 演奏者になった気持ちで
メニュー43 ダンスを楽しみましょう
メニュー44 家の中を案内してください
メニュー45 この手が知っていること
メニュー46 この足で、どこへ行ったのでしょう
メニュー47 東西南北
メニュー48 方言やなまりを楽しみましょう
メニュー49 連想ゲーム
メニュー50 “プレゼントの小包”が届きました
メニュー51 回想すごろく
メニュー52 回想クイズ
メニュー53 人気投票
メニュー54 小学生の夏休み
メニュー55 袋の中のモノを触って…さて、何でしょう?
メニュー56 遊び道具やおもちゃのコレクション
メニュー57 室内ゲームを楽しみましょう
メニュー58 外に出て遊びましょう
メニュー59 うたいながら遊びましたよね
メニュー60 思い出の中に出てきた具体的な対象の絵をかきましょう
メニュー61 課題作文(宿題)
メニュー62 あの時カメラがあったなら…決定的瞬間の思い出
メニュー63 古新聞紙の活用法
メニュー64 フリーマーケットへ出かけましょう
メニュー65 回想グループ旅行
メニュー66 もしいま、その場所にいるとしたら
メニュー67 昔の商店街の地図をかきましょう
メニュー68 今では見かけなくなってしまったもの
メニュー69 二十の扉
メニュー70 私の宝物を当ててください
メニュー71 さて、誰のことでしょう?
メニュー72 功績をたたえ合いましょう
メニュー73 家事を再現するパフォーマンス
メニュー74 このお金を何に使いますか?
メニュー75 三種の神器・・・家庭の電化が進んだ時代
メニュー76 お店での買い物・・・ショッピングの楽しみ
メニュー77 ミステリー・オブジェ
メニュー78 回想「お宝鑑定団」
メニュー79 親や祖父母がよく言っていたこと
メニュー80 教訓やことわざを楽しみましょう
メニュー81 博物館の展示物の説明文を書きましょう
メニュー82 コラージュ
メニュー83 懐かしい場所を復元しましょう
メニュー84 思い出のワンシーンを絵にしましょう
メニュー85 工作を楽しみましょう…手作りおもちゃ大会
メニュー86 紙と鉛筆があれば
メニュー87 「遊びの文化」の研究
メニュー88 回想ディスクジョッキー
メニュー89 回想料理ショー
メニュー90 リユース・アート
メニュー91 写真の場面を再現しましょう
メニュー92 人生の1場面を切り取った寸劇
メニュー93 回想スキッフルバンド
メニュー94 回想エクササイズ
メニュー95 作 曲
メニュー96 詩 作
メニュー97 物語を作りましょう(リレー作文)
メニュー98 回想ポートレート
メニュー99 人生における「重要な人々」のアルバム
メニュー100 自分史アルバム
メニュー101 回想劇
付.INDEX アクティビティの分類と特徴別メニュー一覧
索引
著者略歴
バーニー・アリゴ(バーニー アリゴ)
精神科看護の学生時代に回想法を知り、高齢者看護を専門とする道へと進む。1990年、病院の看護主任として、高齢者のライフヒストリー情報をケアに活かす看護システムを立ち上げる。高齢者の回想が看護師に及ぼす影響(思い出を共有することの利点)についての研究により老人学修士(ロンドン大学キングス・カレッジ)。1992年、ロンドンのAge Exchangeの回想コーディネーターに就任。在任中指導的に関わったさまざまなケア施設での回想プロジェクトの数は300を超える。回想ワーカーの養成コースの構築にもあたる。諸外国の回想法センター立ち上げに関わり、英国方式による回想法の社会化の普及に貢献。2004年、Age Exchange理事(~2009年)。出版物への寄稿、会議での発表、講演、メディアのインタビュー多数。現在は、回想法のコンサルタントとしてフリーランスの立場で活動している。著書The Reminiscence Activities Training Manual, The Daily Sparkle 2011
梅本 充子(ウメモト ミツコ)
日本福祉大学看護学部教授。三重大学医学部付属看護学校卒業、看護師。臨床看護師を経て、看護学校教員、名古屋女子大学講師、聖隷クリストファー大学准教授、2014年より現職。専攻は老年看護学。回想法の実践・研究の傍ら研修、講演など人材育成に取り組む。2002年国立長寿医療センターで回想法の研究事業に携わり、日本初の回想法センター(愛知県北名古屋市)で専任講師を務める。2004年から約10年間、岐阜県恵那市明智町回想法センターにて回想法を実施。2003年、2010年に日本認知症ケア学会・石崎賞を受賞。2017年「地域在住高齢者を対象とした健康支援のための回想法に関する研究」により博士(社会福祉学)。 著書:『グループ回想法実践マニュアル』(すぴか書房、2011年)、『地域回想法ハンドブック;地域で実践する介護予防プログラム』(分担執筆、河出書房新社、2007年)、『認知症予防のための回想法』(分担執筆、日本看護協会出版会、2013年)
中島 朱美(ナカシマ アケミ)
山梨県立大学人間福祉学部教授。高齢者福祉の現場経験を経て、介護福祉士・社会福祉士の養成教育に携わる。日本福祉大学大学院社会福祉学研究科福祉マネジメント専攻修了(修士:福祉マネジメント)、同大学院社会福祉学研究科博士後期課程修了(博士:社会福祉学)。2010年より現職。 研究テーマは社会福祉(介護)労働、回想法、介護人材の定着支援など 著書:『学生・教員・施設職員のためのわかりやすい介護実習のすすめ方と記録の方法(施設編)』(改訂版、ふくろう出版、2015年)、『社会福祉職の職場ストレスと職場環境改善の視点』(一粒書房、2015年)、『子どもの豊かな育ちへのまなざし;スクールソーシャルワーク実践ガイド』(共編著、久美、2010年)『実践と理論から学ぶ高齢者福祉』(分担執筆、保育出版社、2009年)、『人口減少社会と地域の創造』(分担執筆、日本評論社、2016年)

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