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2017年12月21日発売

ななみ書房

出版社名ヨミ:ナナミショボウ

就学前教育の計画を学ぶ

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内容紹介
新しい幼保連携型認定こども園制度では、多様な社会に合わせた保育形態を取入れ実践するために、従来の幼稚園教育要領および保育所保育指針を改訂する共に、保育課程を改め「教育及び保育に関する全体的な計画の作成」を行わねばならない。今までの保育所では、子どもたちの在園時間や日数は画一的に設定されていたが、これらの異なる子どもたちが同じ園で活動をするときに、整合性を確保させるにはどうしたらいいか、子どもたちだけでなく、子育て支援のあり方も同時に策定していくため、新たな法令に即した1冊。
目次
第1部 理論編
第1章 教育課程とは
  1 教育課程・全体的な計画(保育課程)および指導計画はなぜ必要か
  2 乳幼児期における教育課程・全体的な計画(保育課程)とはどのようなものか
    1 保育の基盤となる理想の子ども像(教育・保育目標)は
    2 理想の子ども像(教育・保育目標)に達成するための道筋
    3 保護者や地域の人達へ園のアピールをしよう
    4 教育・保育実践の評価をするときに /カリキュラム・マネジメント/
    5 教育課程・全体的な計画(保育課程)を編成する要件
      1 保護者の願い,地域の実情
      2 社会の変化 /社会に開かれた教育課程/
    6 教育課程の実際
  3 教育課程の歴史的な変化
    1 学校教育における教育課程とは
    2 教育課程,カリキュラムとは
    3 教育課程の歴史的背景
    4 新しいカリキュラムの考え方
  4 乳幼児期の教育・保育では
第2章 さまざまな教育課程
       /幼稚園教育課程・保育所保育課程の歴史を学ぶ/
  1 幼稚園教育課程・保育所保育課程の変遷
    1 戦前の幼稚園教育の考え方
      1 幼稚園教育の始まり
      2 幼稚園保育及設備規程(1899[明治32]年)
      3 幼稚園令(1926[大正15]年)
      4 託児所・保育施設の始まり
    2 戦後の幼稚園教育課程,保育所保育課程
      1 保育要領(1948[昭和23]年)
      2 幼稚園教育要領(1956[昭和31]年)
      3 幼稚園教育要領(1964[昭和39年)と
         保育所保育指針(1965[昭和40]年)
      4 幼稚園教育要領(1989[平成元]年)
      5 幼稚園教育要領(1998[平成10]年)
    3 幼稚園教育要領,保育所保育指針(2008[平成20]年)
      1 幼稚園教育要領の改訂
      2 保育所保育指針改定の歩み
    4 幼保連携型認定こども園教育・保育要領(2014[平成26]年)
    5 現在の幼稚園教育要領,保育所保育指針,幼保連携型
       認定こども園教育・保育要領(2017[平成29]年告示)
  2 さまざまな教育課程・全体的な計画(保育課程)
      /保育実践の理論化,構造的把握について/
第3章 幼稚園の教育課程とは
  1 法律に示されている幼稚園教育の目的
  2 法律に示されている幼稚園教育の目標
  3 新幼稚園教育要領にみる新たな幼稚園教育の考え方
  4 教育課程の編成の例 /同じ教育目標を持つ同一学園の二つの園の場合/

  5 教育・保育実践の振り返りと教育課程の見直し /カリキュラムマネジメント/
  6 全教職員の共通理解及び保護者への公約
第4章 保育所の全体的な計画(保育課程)とは
  1 全体的な計画(保育課程)の作成
  2 全体的な計画(保育課程)を理解する法律的要件
    1 憲法,児童福祉法,児童憲章,児童の権利に関する条約
        (子どもの権利条約)などの基本的理解
  3 全体的な計画(保育課程)と指導計画
    1 保育における計画の持つ意味
    2 全体的な計画(保育課程)の基本的内容
    3 全体的な計画(保育課程)と指導計画との関係
    4 指導計画の内容(要素)
  4 全体的な計画(保育課程)の実例 /園全体の考え方=理念,方針,目標/
      実例 D保育園の全体的な計画(保育課程
         E保育園の全体的な計画(保育課程
  5 保育実践の評価と記録
    1 評価の意味
    2 全体的な計画(保育課程)から指導計画への循環性
    3 指導計画は仮説でもある
    4 保育実践における記録の意味
  6 保育所としての自己評価と地域・保護者への情報開示
    1 保育所としての自己評価
    2 地域・保護者への情報開示
第5章 幼稚園・保育所の生活と乳幼児の理解
  1 乳幼児期の生活
  2 保育の場での発達と一人一人の乳幼児の理解
  3 環境を通しての教育
  4 遊びを通しての教育 /その中の保育者の意図は?/
  5 主体的・対話的で深い学びのために
  6 幼児期の学びと小学校の学び /学びの連続性/
第6章 教育課程・全体的な計画(保育課程),指導計画を考える上で共通に必要なこと
  1 幼稚園教育要領における5つの領域/2018年施行に盛り込まれた点/
    1 健康の領域
    2 人間関係の領域
    3 環境の領域
    4 言葉の領域
    5 表現の領域
  2 小学校との連携 /幼児期の終わりまでに育ってほしい姿/
  3 延長保育,預かり保育
  4 保護者・地域との連携,子育て支援
第7章 全体的な計画(保育課程),指導計画を考える上で必要なこと
  1 乳児保育(0歳児保育)に関わるねらい及び内容
    1 基本的事項と新たに示された3つの視点
    2 ねらい及び内容
  2 1歳以上3歳未満児(1歳児,2歳児)の保育に関わるねらい及び内容
    1 基本的事項

    2 ねらい及び内容
  3 全体的な計画(保育課程)・指導計画の具体化をめざすために
      /保育内容・方法を考える/
    1 保育所の役割としての「養護と教育の一体性」ということ
    2 乳児保育(0歳児,1歳児保育)について配慮すること
    3 3歳未満児保育および健康・安全面での配慮
    4 子どもの主体性を尊重する保育
        /0,1,2歳児保育においてこそ大事にしたい視点/
 第2部 編成・作成編
第8章 教育課程の編成から長期の指導計画へ
  1 教育目標を設定する
    1 現在の状況を分析する /今の保育で良いのか/
    2 理想の子ども像は
    3 子どもの実際の育ちはどうなっているだろうか
    4 地域や社会の変化,保護者の願いについて考えてみる
    5 教育目標の再設定
  2 教育課程を編成する /長期の指導計画の作成へ/
    1 教育課程の編成
    2 長期の指導計画の作成
  3 教育課程・全体的な計画(保育課程)と指導計画の関係
  4 指導計画の指導とは
  5 長期の指導計画 /行事予定表を超えて/
第9章 短期の指導計画の作成
  1 短期の指導計画 /毎日の保育をデザインする/
      1 B幼稚園の週日案と日案(3歳入園当初)
      2 C幼稚園の週日案と日案
  2 指導計画の作成の手順と実践・評価
  3 振り返り /モニタリングとアセスメント/
  4 記録のとり方と評価(振り返り)についての新しい動向
第10章 全体的な計画(保育課程)を編成し,指導計画を作成する
  1 全体的な計画(保育課程)(0歳児~2歳児)を作成する
  2 全体的な計画(保育課程)の具体化=指導計画の作成
    1 0歳児~2歳児,指導計画の作成に向けて
    2 年,月,週,日課などの指導計画(0歳児~2歳児)
      年間保育計画例(0歳児 F保育園)
      月ごとの指導計画例(0歳児 G保育園)
      日課例(0歳児 H保育園 月齢別の生活,睡眠を中心に)
      2歳児の指導計画例 (J保育園 月の指導計画,週の指導計画)
 第3部 実践・評価
第11章 指導計画の実践
  1 指導計画を実践する
    1 保育者の動き,言葉かけを具体化する
    2 子どもたちの動きを予測し対応を考える
    3 環境の再構成
  2 保育を振り返る
    1 指導計画との関連で振り返る意味
    2 幼児理解を深める

    3 適切な教材選択をする
    4 環境構成を検討する
    5 援助を見直す
第12章 教育課程・指導計画のPDCAサイクル
  1 教育課程・全体的な計画(保育課程)の見直し
    1 幼稚園教育要領,保育所保育指針,幼保連携型認定こども園
        教育・保育要領との関連で
    2 園の方針との関連で
    3 地域の環境,園の環境との関連で
    4 子どもや保護者の実態との関連で
    5 職員研修との関連で
    6 学校評価との関連で
  2 指導計画のPDCAサイクル
    1 保育実践の充実を図るために
    2 記録の意味とその活用
    3 短期・長期の見通しの中で
    4 指導要録・児童要録
  資 料
   教育基本法   学校教育法(抄)   児童福祉法(抄)
   幼稚園設置基準   児童福祉施設の設備及び運営に関する基準(抄) 
   幼稚園教育要領   保育所保育指針(抄)   幼児期の終わりまでに
   育ってほしい姿   幼保連携型認定こども園教育・保育要領
著者略歴
松村 和子(マツムラ カズコ matsumura kazuko)
1952 年生 お茶の水女子大学大学院家政学研究科修了・修士(家政学) 文京学院大学 教授 [著書等] 『4歳児の保育カリキュラム』チャイルド本社 2009(編著) 『記録を活かした幼稚園幼児指導要録の書き方』チャイルド本社 2009(共著) 『家庭支援論』建帛社 2010(編著) [ひとこと] 教育課程・全体的な計画(保育課程)に基づいて指導計画を練る。そして子どもたちと日々新しく出会う。予想(仮説)が成り立つかどうか,スリルとサスペンスの毎日。だから面白くやめられないのかも。
近藤 幹生(コンドウ ミキオ kondou mikio)
1953 年生 聖徳大学大学院博士後期課程修了・博士(児童学) 白梅学園大学 教授 [著書等] 『保育の哲学1,2,3』(ななみブックレットシリーズ)ななみ書房 2015 ~ 2017 『子どもと社会の未来を拓く 保育内容総論』青踏社 2017(編著) 『改訂 実践につなぐことばと保育』ひとなる書房 2016(共著) [ひとこと] 子ども,職員,父母,地域とともに教育課程,全体的な計画(保育課程)を創りましょう。
椛島 香代(カバシマ カヨ kabashima kayo)
1961 年生 東京学芸大学大学院教育研究科修了・修士(教育学) 文京学院大学 教授 [著書等] 『実践で語る幼稚園教諭への道』大学図書出版 2010(共著) 『演習・人間関係』建帛社 2009(共著) 『保育記録を生かした幼稚園幼児指導要録の書き方』チャイルド本社 2009(共著) [ひとこと] 子どもの理解を深め保育の充実を図るために,教育課程,全体的な計画(保育課程)を生かしましょう。
タイトルヨミ
カナ:シュウガクマエノケイカクヲマナブ
ローマ字:shuugakumaenokeikakuomanabu

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