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2016年11月7日発売

共和国

出版社名ヨミ:キョウワコク

ラングザマー 世界文学でたどる旅

世界文学でたどる旅
境界の文学
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内容紹介
多和田葉子さん推薦!

国際的な作家であり翻訳家、そして世界文学のしたたかな読み手である著者が、本を読むことによって「ラングザマー(もっとゆっくり)」とした時間の回復を試みる、極上の世界文学ガイド/読書論。本書が著者の単行本としては本邦初訳。
いま、わたしたちを取り巻くこの世界から脱出し、本のなかを流れる時間に身を委ねて、まだ見ぬもうひとつの日常、もうひとつの風景へ——。
目次
はじめに

1 読書(愛)        Lektüre    (Liebe)
2 仕事(優雅)       Arbeit     (Anmut)
3 自然(何もしないこと)  Natur      (Nichtstun)
4 速さ(限界)       Geschwindigkeit(Grenze)
5 文字(眠り)       Schrift      (Schlaf)
6 タイムアウト(老い)   Auszeit     (Alter)
7 ゆとりの時間(メルヒェン)Muße      (Märchen)
8 体験(スローライフ)   Erlebnis     (Entschleunigung)
9 旅(憩い)        Reise      (Ruhe)

  出典
  訳注

日常を離れた時間の流れの中で  多和田葉子

訳者あとがき  山口裕之
著者略歴
イルマ・ラクーザ(イルマ ラクーザ iruma rakuuza)
1946年、スロヴェニアに生まれ、現在はチューリヒに暮らす。小説家、アンソロジスト、研究者として、またロシア語からマリーナ・ツヴェターエヴァ、フランス語からマルグリット・デュラスなどの翻訳家としても国際的に活躍している。 ペトラルカ翻訳賞(1991)、ライプツィヒ・ヨーロッパ相互理解賞(1998)、シャミッソー賞など多数の文学賞を受賞。単著としては本書が本邦初訳となる。ほかの邦訳に、『ヨーロッパは書く』(ウルズラ・ケラーとの共編著、2008)、短篇小説「歩く」(『氷河の滴——現代スイス女性作家作品集』所収、2007、以上鳥影社)がある。
山口裕之(ヤマグチ ヒロユキ yamaguchi hiroyuki)
1962年、広島に生まれる。東京外国語大学教授。東京大学大学院総合文化研究科後期博士課程修了(学術博士)。専攻は、ドイツ文学、思想、表象文化論。著書に、『映画に学ぶドイツ語』(東洋書店、2012)、『ベンヤミンのアレゴリー的思考―デーモンの二義性をめぐる概念連関』(人文書院、2003)など。訳書に、フローリアン・イリエス『1913 20世紀の夏の季節』(河出書房新社、2014)、『ベンヤミン・アンソロジー』(編訳、河出文庫、2011)、カール・クラウス『黒魔術による世界の没落』(共訳、現代思潮新社、2008)などがある。
タイトルヨミ
カナ:ラングザマー
ローマ字:ranguzamaa

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