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2018年2月25日発売

えにし書房

満州天理村「生琉里」の記憶

天理教と七三一部隊
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内容紹介
満州開拓の裏面史
宗教教団は、むしろ積極的に国策に協力することで布教と組織の拡大を図った……。
弾圧を受けながらも逞しく生き延び、満州に天理村を建設するに至った天理教団は731部隊にも協力していた!
知られざる実態と驚くべき史実を、元開拓団員の赤裸々な証言から明らかにする問題作。
敗戦、引き揚げ、その後の困窮から近年に至るまでをたどる。
一宗教団体を超えて、「宗教と戦争」のあり方を考えさせる異色の満州関連本。
目次
プロローグ
第1章 日本の宗教教団の大陸進出
 1 日清戦争以前
 2 日清・日露戦争と大陸布教活動
 3 満州事変を経て試験移民を送る
 4 加藤完治の移民政策と東宮鐵男
 5 上陸後の試験移民
 6 キリスト教団による満州移民
 7 国内情勢の戦時体制化と満州移民の推進

第2章 天理教の教義と苦難の歴史
 1 教祖中山みき
 2 弾圧の始まり
 3 大日本帝国憲法下の天理教団
 4 独立、教義とのジレンマ
 5 日中戦争に対する教団の対応
 6 満州移民を決定
 7 関東軍の関与―計画中断から土地の分譲へ

第3章 いざ満州へ―風間博の回想による満州「天理村」の実相
 1 「本日、敗戦から七十年」 
 2 満州天理村「生琉里」の誕生
 3 天理村の苦難の日常―農業と信仰と生活環境
 4 風間博の父が語った「告白」と息子の決意

第4章 天理村と隣接した七三一部隊
 1 日本軍の兵器近代化と細菌兵器の開発―石井四郎による七三一部隊の設立
 2 天理教と関東軍との関わり
 3 七三一部隊と天理村との関わり
 4 相野田健治の回想⑴―七三一部隊に召集

第5章 ソ連参戦と七三一部隊の撤退
 1 証拠隠滅
 2 石井部隊長の動向
 3 相野田健治の回想⑵―撤退作業
 4 相野田健治の回想⑶―帰国へ

第6章 天理村からの逃走―ソ連国境の状勢そして敗戦
 1 開拓団の悲惨な状況
 2 風間博の入隊とソ連軍支配下での体験
 3 激変する村
 4 帰国を夢見て―教団本部との乖離

第7章 帰国への道
 1 母国へ
 2 残った人々
 3 引き揚げ後の苦境
 4 教団の罪

 エピローグ
 あとがき
著者略歴
エィミー・ツジモト(エィミー ツジモト)
フリーランス国際ジャーナリスト アメリカ・ワシントン州出身 ヨーロッパ・オセアニア・日本に在住し、日系移民の歴史や捕虜問題をはじめ現代史に関する記事を多数発表。 近年は、アメリカにおける政治・外交についての記事を日米両国に寄稿。 著書に『消えた遺骨―フェザーストン捕虜収容所暴動事件の真実』(芙蓉書房出版、2005年)、共著に『漂流するトモダチ―アメリカの被ばく裁判』(朝日新聞出版、2018年)がある。

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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