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2023年9月26日発売

学びリンク

出版社名ヨミ:マナビリンク

フリースクール白書2022 : 想像ではなく「数字」で見る

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内容紹介
〇フリースクールの「本当の姿」がわかる唯一の全国調査「学校外の居場所・学び場」として認識される日本のフリースクール。その名が社会で一般化されたものの、実際の「中身」を知る人は多くありません。今回、約180の多角的で詳細なアンケート項目から、実際の活動内容、特徴、課題だけでなく、代表者、スタッフ、子ども、保護者のリアルな評価、実際の様子が見えてきます。〇調査結果を見やすくグラフ化、詳細な分析とわかりやすい解説調査の全集計結果のほか、特に注目すべき項目をグラフ化。結果をわかりやすく読み取ることができるほか、20年前調査との比較・分析をわかりやすく解説しています。〇フリースクール初心者でも安心。基本情報、特徴や課題なども整理フリースクール初心者の方でも読み進められるように、フリースクールの基本情報、特徴、現在の状況や課題を整理しています。〇各分野の委員による詳細な分析フリースクール関係者、大学関係者、研究者、マスコミ関係者による視点からの詳細な分析が行われています。フリースクールの特徴や魅力、20年の変化、現在抱えている課題などが見えてきます。〇不登校支援のあり方、多様な学びを広げていく手掛かりにフリースクールは不登校の子どもたちの重要な居場所を担っているだけでなく、子どもを中心とした主体的な学び・育ちをつくる場でもあります。子どもを中心に据えた多様で新しい学びを社会に広げていくための手がかりとして、本書を活用することができます。(調査からわかる主な内容)・子どもたちの状況(満足度、スタッフとの関係、自身の変化、課題など)・保護者の状況(満足度、保護者自身の変化、課題など)・スタッフの状況(仕事内容、やりがい、給与・待遇、課題など)・団体の運営主体や活動属性、財政規模、人数規模など)・活動内容の割合(教科学習、体験活動、スポーツ、仕事体験など)・団体と学校との関係(出席扱い、活動報告、学校との並行利用など)・団体で行われている教育活動(学習状況、ICTの活用など)ほか全178項目
目次
はじめに
Introduction
本書の読み進め方/前提となる情報整理
第1章 フリースクールの現状と調査の背景
(1)「フリースクール全国調査」の目的
・イメージではなく、具体的な「中身」を知ってもらう
(2)2003年調査とは何だったのか
・行政や社会に対する説明資料に
(3)2022年調査の目的は何か
・社会に価値を問い、客観的に検証する
・独自性の再認識と課題発見
・共通する課題を共有していく
(3)調査結果の客観的評価
・評価、課題、20年前調査からの変化
(4)どんな見方、活用の仕方ができるのか
・「フリースクール関係者」のみなさまへ
・「学校関係者・教員」のみなさまへ
・「行政機関」のみなさまへ
・「保護者」のみなさまへ
・「子ども」のみなさまへ
・「企業(大人)」のみなさまへ
(5)フリースクールが抱える課題
・フリースクールの定義とは?
・操作的な条件
・公共性
・教育機会の確保
(6)まとめ
第2章 フリースクール全国調査(ダイジェスト報告)
・調査概要
(1)代表者調査
(2)スタッフ調査
(3)子ども調査
(4)保護者調査
第3章 委員の視点から見えるフリースクールのいま
(1)「不登校」理解の変容と現在
加瀬進(東京学芸大学社会科学講座教授・こどもの学び困難支援センター長)
・はじめに〜こどもに対する大人と社会の役割
・2003年調査の結果〜外部評価委員による読み方・捉え方
・不登校施策−20年の軌跡
・おわりに〜不登校理解から子どもの権利理解へ
(2)フリースクールの経営と現場で生まれている学び
江川和弥(寺子屋方丈舎 理事長/NPO法人フリースクール全国ネットワーク 代表理事)
・この20年のフリースクールを取り巻く状況の変化
・2022年調査を受けて、あらためて「フリースクールとは何か」を考える
・フリースクールの現状
・フリースクールの経営と持続性
・フリースクールが創り出す多様性と運営のあり方
(3)フリースクール等の運営形態の変化
小林建太(学びリンク株式会社 編集部 編集長)
・はじめに~運営母体の多様化
・フリースクール数の変化
・サポート校を主な事業とする団体の増加
・通信制高校の増加と「中等部」の出現
・フリースクール等による通信制高校との連携の背景
・サポート校・学校法人による中等部(フリースクール)開設の動き
・高校の強みを活かした中等部の活動形態
・従来型フリースクール等との違い
・オンライン型フリースクールの台頭
・大学が運営・連携するフリースクール
・公設民営フリースクール
・全日制高校が運営するフリースクール
・まとめ
(4)海外のフリースクールから見た日本のフリースクール・2003年調査からの変化
朝倉景樹(TDU・雫穿大学 代表)
・はじめに
・海外のフリースクールと日本のフリースクール
・調査に見る日本のフリースクールの特徴
・まとめ
(5)フリースクールにおけるICTの活用のこれから~多様な学び保障のために~
村山大樹(帝京平成大学 人文社会学部 児童学科 講師/NPO法人eboard 理事)
・はじめに
・フリースクール等におけるICT活用の実態(本調査結果の概要)
・教育の情報化(GIGAスクール構想)が目指すもの
・ICT活用の取り組み事例の紹介
・おわりに
巻末資料(調査票・単純集計)
①代表者調査/②スタッフ調査/③子ども調査/④保護者調査
おわりに フリースクール全国ネットワークからの提言
・学校外で、学びの機会を増やすために
・都道府県ごとのフリースクールの連携を強化
・フリースクールが公教育へ参画
・フリースクールでは「支援」から「子どもと学びをデザインする」
著者略歴
特定非営利活動法人 フリースクール全国ネットワーク(トクテイヒエイリカツドウホウジンフリースクールネットワーク tokuteihieirikatsudouhoujinfuriisukuurunettowaaku)
タイトルヨミ
カナ:フリースクールハクショニセンニジュウニ : ソウゾウデハナクスウジデミル
ローマ字:furiisukuuruhakushonisennijuuni : souzoudehanakusuujidemiru

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