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2018年3月20日発売

松本工房

アンドラ 十二景の戯曲

十二景の戯曲
AKIRA ICHIKAWA COLLECTION
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内容紹介
市川明によるドイツ語圏演劇翻訳シリーズ第5巻

偶数頁にドイツ語原文を底本に即した形式で掲載し、奇数頁に日本語新訳を掲載することで作品鑑賞のみならず、日本とドイツ語圏諸国の文学や文化の比較研究を試みる読者・研究者の便をも図る意欲作であり画期的な一書である。
目次
アンドラ 十二景の戯曲
 
註釈
解題
著者略歴
Max Frisch(マックス・フリッシュ makkusu・furisshu)
スイスの小説家、劇作家、建築家。戦後スイスを代表する作家の一人。「国民国家」や「アイデンティティー」といった近代的価値観を喪失した戦後社会において、自己とは何かを問い続け、小説、戯曲、散文など幅広い形式で数多くの作品を残した。 ・ 1911年チューリッヒの建築家の家に生まれる。チューリッヒ大学でドイツ文学を専攻するが退学。新チューリッヒ新聞社で記者兼コラムニストとして働く。1936年スイス工科大学に入学し、建築学を修める。同級生の妻とともに建築事務所を開き、建築設計業の傍ら文筆活動を行う。学生時代から通っていたチューリッヒ劇場の総監督にすすめられ戯曲の執筆を開始。1944年初の戯曲『サンタクルス』を発表。小説『シュティラー』(1954)で脚光を浴び、それを機に建築設計業を辞め、作家活動に専念する。真実を求めて旅をする男を描いた小説『ホモ・ファーベル』(1957)の発行数が400万部を超える。その後、小説『我が名はガンテンバイン』(1964)、戯曲『ビーダーマンと放火犯たち』(1957)、『アンドラ』(1961)などの重要な作品を発表し、多数の文学賞を受賞。1991年癌のためチューリッヒで死去。 ・ 運命や社会に翻弄され、自己疎外に陥るポストモダン的人間像を赤裸々に表現したフリッシュの著作は、ドイツ語圏だけでなく世界中の人々に多大な影響を与え、25カ国語に翻訳されている。
市川 明(イチカワアキラ ichikawaakira)
大阪大学名誉教授。1948年大阪府豊中市生まれ。大阪外国語大学外国語学研究科修士課程修了。1988年大阪外国語大学外国語学部助教授。1996年同大学教授。2007-2013年大阪大学文学研究科教授。専門はドイツ文学・演劇。ブレヒト、ハイナー・ミュラーを中心にドイツ現代演劇を研究。「ブレヒトと音楽」全4巻のうち『ブレヒト 詩とソング』『ブレヒト 音楽と舞台』『ブレヒト テクストと音楽──上演台本集』(いずれも花伝社)を既に刊行。近著に“Verfremdungen”(共著Rombach Verlag, 2013年)、『ワーグナーを旅する──革命と陶酔の彼方へ』(編著、松本工房、2013年)など。近訳に『デュレンマット戯曲集 第2巻、第3巻』(鳥影社、2013年、2015年)など。多くのドイツ演劇を翻訳し、関西で上演し続けている。
タイトルヨミ
カナ:アンドラ
ローマ字:andora

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