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2021年5月10日発売

KADOKAWA

八九六四 完全版 「天安門事件」から香港デモへ

角川新書
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内容紹介
第50回大宅壮一ノンフィクション賞、第5回城山三郎賞をダブル受賞した傑作ルポの完全版。
2019年香港デモと八九六四の連関を描く新章を収録!

「“その事件”を、口にしてはいけない」
現代中国最大のタブー、天安門事件に迫る!
1989年6月4日。変革の夢は戦車の前に砕け散った。
毎年、6月4日前後の中国では治安警備が従来以上に強化され、スマホ決済の送金ですら「六四」「八九.六四」元の金額指定が不可能になるほどだ。
あの時、中国全土で数百万人の若者が民主化の声をあげていた。
世界史に刻まれた運動に携わっていた者、傍観していた者、そして生まれてもいなかった現代の若者は、いま「八九六四」をどう見るのか?
そして、事件は2019年の香港デモにどう影響したのか? 歴史は繰り返されるのか? 
中国、香港、台湾、そして日本。60名以上を取材し、世界史に刻まれた事件を抉る大型ルポ。
語り継ぐことを許されない歴史は忘れ去られる。これは、天安門の最後の記録といえるだろう。
●“現代中国”で民主化に目覚めた者たち 
●タイに亡命し、逼塞する民主化活動家
●香港の本土(独立)派、民主派、親中派リーダー 
●未だ諦めぬ、当時の有名リーダー
●社会の成功者として“現実”を選んだ者、未だ地べたから“希望”を描く者 etc.

※本書は2018年5月に小社より刊行された単行本を改題の上、修正し、新章を加筆したものです。
【目次】
序章 君は八九六四を知っているか?
第一章 ふたつの北京
第二章 僕らの反抗と挫折
第三章 持たざる者たち
第四章 生真面目な抵抗者
第五章 「天安門の都」の変質
第六章 馬上、少年過ぐ
終章 未来への夢が終わった先に   
あとがき
新章 〇七二一 香港動乱
主要参考文献
目次
序章 君は八九六四を知っているか?
郭定京(仮名) 事件当時19歳、浪人生 取材当時41歳、書籍編集者
「八九六四」当時の所在地:中華人民共和国 北京市内 
取材地:中華人民共和国 北京市 東城区の大衆食堂   取材日:2011年12月9日 他  etc.

第一章 ふたつの北京
張宝成  事件当時30歳、家具店経営者 取材当時55歳、無職・前科二犯
事件発生時の所在地:中華人民共和国 北京市内 
取材地:中華人民共和国 北京市 某所  取材日:2015年4月5日  etc.

第二章 僕らの反抗と挫折
余明(仮名) 事件当時26歳、北京大学教員 取材当時52歳、旅行会社経営者
「八九六四」当時の所在地:中華人民共和国 北京市内
取材地:中華人民共和国 北京市東直門付近のスターバックス  取材日:2015年8月11日  etc.

第三章 持たざる者たち
姜野飛 事件当時21歳、自転車修理工 取材当時47歳、無職・難民申請中
「八九六四」当時の所在地:中華人民共和国 四川省成都市人民南路付近
取材地:タイ王国 バンコク市ヤワラート地区京華大旅社の喫茶室  取材日:2015年2月27日 etc.

第四章 生真面目な抵抗者
凌静思(仮名) 事件当時27歳、北京外国語大学夜間部大学生 取材当時53歳、司書
「八九六四」当時の所在地:中華人民共和国 北京市西城区
取材地:中華人民共和国 北京市某民間機関資料室  取材日:2015年8月  etc.

第五章 「天安門の都」の変質
 雨傘革命の学生たち、天安門を追悼する民主派、香港独立を訴える本土派、冷笑する親中派。香港の変質を抉る。

第六章 馬上、少年過ぐ
王丹 事件当時20歳、北京大学歴史学部大学生・「民主サロン」組織者・北京高校学生自治聯合会幹部
取材当時46歳、著述家・(台湾)国立中正大学客員助教授 「八九六四」当時の所在地:中華人民共和国 北京市内
取材地:中華民国(台湾) 台北駅付近のカフェ   取材日:2015年9月 etc.
ウアルカイシ(吾爾開希、ウルケシュ・デレット) 
事件当時21歳、北京師範大学教育学部大学生・北京高校学生自治聯合会幹部 
取材当時47歳、政治運動家・ビジネスマン 「八九六四」当時の所在地:中華人民共和国 北京市内
取材地:中華民国(台湾) 台中市内のホテル  取材日:2015年9月  etc.
終章 未来への夢が終わった先に   
あとがき
新章 〇七二一 香港動乱
第一節 光復香港、時代革命――催涙ガスと銃撃のなかで
第二節 暴動の女神――国安法以後
主要参考文献一覧
著者略歴
安田 峰俊(ヤスダ ミネトシ yasuda minetoshi)
1982年滋賀県生まれ。ルポライター。立命館大学人文科学研究所客員研究員。立命館大学文学部(東洋史学専攻)卒業後、広島大学大学院文学研究科修士課程修了。当時の専攻は中国近現代史。『八九六四』(KADOKAWA)で第50回大宅壮一ノンフィクション賞、第5回城山三郎賞を受賞。現代社会に鋭く切り込む論を、中国やアジア圏を題材に展開している。他書に『和僑』『移民 棄民 遺民』(角川文庫)、『さいはての中国』(小学館新書)、『性と欲望の中国』(文春新書)、編訳書に『「暗黒・中国」からの脱出』(文春新書)など。
タイトルヨミ
カナ:ハチキュウロクヨン カンゼンバン テンアンモンジケンカラホンコンデモヘ
ローマ字:hachikyuurokuyon kanzenban tenanmonjikenkarahonkondemohe

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