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2018年9月6日発売

講談社

107小節目から

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内容紹介
【第58回講談社児童文学新人賞佳作入選作】

泳いでいるとき、由羽来(ゆうら)の頭の中には、音楽が流れている。それは、泳いでいる苦しさを忘れるため。そして、本当は音楽をやりたい自分を消してしまうため――。

「世界に一着しかない服を作ろう」とアトリエを開いたはずの父は、親戚に借金までして強制的に由羽来に水泳を習わせ、そして母に暴力を振るうようになった。その母は、家族への気持ちを言葉にしようとしない。そんな両親のいる家で、由羽来も家族をあきらめている。

父に命じられるままスイミングクラブで泳ぐ由羽来の心に、ドボルザークの交響曲「新世界より」が響くとき、彼女の世界は変わるのだろうか――。

最後の一行まで小六の少女に寄り添って描かれた、切なくも優しい児童文学の誕生。

水の中にいるみたいに、息が苦しいって感じているみんなに伝えたい。

きっと「新しい世界」は、すぐそばにあるんだって――。 【対象:小学上級以上】
目次
世界はいつものように
お守りに願いを入れて
だめは重い石のよう
休符とフェルマータをみつけた
107小節目から
著者略歴
大島 恵真(オオシマ エマ)
1963年、静岡県生まれ。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒。制作会社にライターとして勤務後、フリーのライター、イラストレーター、ブックデザイナーとして活動。2017年、本書『107小節目から』で第58回講談社児童文学新人賞の佳作に入選した。校閲の仕事をしながら、作品を執筆している。

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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