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2019年8月8日発売

中央公論新社

アメリカはなぜ戦争に負け続けたのか

歴代大統領と失敗の戦後史
単行本
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内容紹介
第二次世界大戦の終結以降、アメリカは自らが始めたすべての戦争で敗北し、遂行した軍事介入に失敗してきた。それはなぜなのか?


 本書は、この最も悩ましい疑問に取り組む。失敗の記録は時間の経過とともに日常に埋もれてしまい、アメリカ人はこの疑問を考えようともしない。


 最も率直な答えは、大統領と政権が一貫して健全な戦略的思考を取り入れることに失敗し、軍事力を使うかどうかを決める前に、状況について十分な知識と理解を得ていないからである。成功するためには、予測のつかない政治、思想、うわべだけのキャンペーン・スローガン、希望的観測、そして、過去六〇年以上にわたって多くの国の軍事司令官たちの足を引っ張ってきた経験不足を、健全な戦略的思考を取り入れて乗り越えるか、その影響を最小限にとどめなければならない。この状況は間違いなく将来の大統領にも影響を与えるだろう。


 ウルマンはジョン・F・ケネディからバラク・オバマ、ドナルド・トランプまでの各大統領が、どのように軍事力を行使し、戦争を始めてきたかの記録を注意深く分析している。彼の勧める解決策は、失敗の大きな原因のひとつである、国家の最高司令官の経験不足を補うために、政策決定への「頭脳ベース」のアプローチを取り入れることから始まる。ウルマンは自分の主張を自身が経験したエピソードを使って強化する。これによって、失敗の理由についての人間的な側面と洞察が提供される。そのなかには一般国民には今まで知らされなかった歴史も含まれる。



 本書が訴えているのは、健全な戦略的思考と、軍事力の行使につながりかねない状況についての十分な知識と理解が欠かせないというものだ。それがなければ、失敗は保証されたも同然なのである。
著者略歴
ハーラン・ウルマン(ハーランウルマン haaranuruman)
米戦略国際問題研究所(CSIS)、アトランティック・カウンシルのシニア・アドバイザー。1941年生まれ。米海軍士官学校卒業。ハーバード大学(国際政治・金融)、タフツ大学(法律・外交)で博士課程修了。安全保障の専門家として、米政府や経済界に助言し、米国内外のメディアに出演している。米国国防大学特別上級顧問、欧州連合軍最高司令官管轄下の戦略諮問委員会メンバーも務める。
中本義彦(ナカモトヨシヒコ nakamotoyoshihiko)
1965年生まれ。静岡大学教授(国際政治学)。著書に『政治学をつかむ』(有斐閣・共編著)、訳書にS・ホフマン『スタンレー・ホフマン国際政治論集』(勁草書房)、E・ホッファー『エリック・ホッファー自伝』(作品社)ほか。
田口未和(タグチミワ taguchimiwa)
上智大学外国語学部卒。新聞社勤務を経て翻訳業に就く。主な訳書にトム・ミラー『中国の「一帯一路」構想の真相』、ティム・マーシャル『国旗で知る国際情勢』、シャーン・エヴァンズ『フォト・ストーリー 英国の幽霊伝説』(以上、原書房)、マイケル・フリーマン『デジタルフォトグラフィ』(ガイアブックス)ほか。
タイトルヨミ
カナ:アメリカハナゼセンソウニマケツヅケタノカ
ローマ字:amerikahanazesensounimaketsuzuketanoka

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