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定価:5,720円(5,200円+税)
判型:A5
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内容紹介
満洲事変から日中戦争期に,日本外交が国際連盟をいかに捉え,どのように対応してきたのかを集団安全保障の観点から検討する.連盟脱退後,「連盟と併存可能な脱退国」路線の模索から断念にいたる過程を詳述し,連盟外交の軌跡を跡付ける.日本外交における集団安全保障観の変遷に着目し,戦前戦後をつなぐ.
目次
序 章 戦間期日本における国際連盟
一 国際秩序と日本外交
二 本書の目的と視角――集団安全保障への対応としての連盟外交
三 先行研究と本書の構成
第一章 満洲事変下の連盟外交――集団安全保障の「再発見」
はじめに
一 アメリカ連盟理事会招請問題をめぐる攻防
二 連盟規約第一五条適用問題をめぐる攻防
三 外交敗戦と国際連盟脱退
小括
第二章 九ヵ国条約と集団安全保障――「満洲国」承認問題をめぐって
はじめに
一 国際連盟と満洲国不承認
二 九ヵ国条約の再発見
三 桎梏としての九ヵ国条約
小括
第三章 連盟外交の再構築を目指して
――「連盟と並存可能な脱退国」と「連盟を排除した脱退国」のはざまで
はじめに
一 連盟派外交官と対連盟関係修復の試み
二 エチオピア戦争と政策対立の発生
三 法律顧問(リーガル・アドバイザー)たちの連盟外交
小括
第四章 モントルー会議と省内対立の解消
――「連盟と並存可能な脱退国」路線の巻き返し
はじめに
一 連盟援用条項問題の浮上
二 連盟援用条項問題の争点化
三 連盟援用条項問題の帰結
小括
第五章 国際連盟への期待と不満――通商均等待遇問題をめぐって
はじめに
一 通商均等待遇問題の浮上
二 連盟外交の始動と日本の反撃
三 二国間交渉から連盟外交へ
小括
第六章 日中戦争下の連盟外交――集団安全保障の拒絶へ
はじめに
一 集団安全保障の動揺と国際連盟
二 ブリュッセル会議と集団安全保障
三 連盟外交の終焉
小括
終 章 日本外交にとっての国際連盟
一 集団安全保障との格闘
二 戦時・戦後への展望
The League of Nations and Japanese Diplomacy:
The Rediscovery of Collective Security
Mao HIGUCHI
一 国際秩序と日本外交
二 本書の目的と視角――集団安全保障への対応としての連盟外交
三 先行研究と本書の構成
第一章 満洲事変下の連盟外交――集団安全保障の「再発見」
はじめに
一 アメリカ連盟理事会招請問題をめぐる攻防
二 連盟規約第一五条適用問題をめぐる攻防
三 外交敗戦と国際連盟脱退
小括
第二章 九ヵ国条約と集団安全保障――「満洲国」承認問題をめぐって
はじめに
一 国際連盟と満洲国不承認
二 九ヵ国条約の再発見
三 桎梏としての九ヵ国条約
小括
第三章 連盟外交の再構築を目指して
――「連盟と並存可能な脱退国」と「連盟を排除した脱退国」のはざまで
はじめに
一 連盟派外交官と対連盟関係修復の試み
二 エチオピア戦争と政策対立の発生
三 法律顧問(リーガル・アドバイザー)たちの連盟外交
小括
第四章 モントルー会議と省内対立の解消
――「連盟と並存可能な脱退国」路線の巻き返し
はじめに
一 連盟援用条項問題の浮上
二 連盟援用条項問題の争点化
三 連盟援用条項問題の帰結
小括
第五章 国際連盟への期待と不満――通商均等待遇問題をめぐって
はじめに
一 通商均等待遇問題の浮上
二 連盟外交の始動と日本の反撃
三 二国間交渉から連盟外交へ
小括
第六章 日中戦争下の連盟外交――集団安全保障の拒絶へ
はじめに
一 集団安全保障の動揺と国際連盟
二 ブリュッセル会議と集団安全保障
三 連盟外交の終焉
小括
終 章 日本外交にとっての国際連盟
一 集団安全保障との格闘
二 戦時・戦後への展望
The League of Nations and Japanese Diplomacy:
The Rediscovery of Collective Security
Mao HIGUCHI
著者略歴
樋口 真魚(ヒグチ マオ higuchi mao)
成蹊大学文学部専任講師
タイトルヨミ
カナ:コクサイレンメイトニホンガイコウ
ローマ字:kokusairenmeitonihongaikou
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